特急脱線、54人死亡=台湾東部、邦人親子負傷
2021/04/02 19:21
【台北時事】台湾東部・花蓮県で2日午前9時30分(日本時間同10時30分)ごろ、交通部(交通省)台湾鉄道管理局(台鉄)が運行する特急列車が脱線した。一部の車両は大破し、台湾メディアによると、少なくとも運転士を含む54人が死亡した。150人以上が重軽傷を負い、病院に運ばれた。
日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)によると、50代男性と20代女性の邦人親子が軽傷を負い、手当てを受けた。
列車内には一時、多くの乗客が取り残されたが、車両の大部分はトンネル内にあり、救助活動は難航した。蔡英文総統は2日、乗客の救助に全力を挙げると同時に、徹底した原因究明を指示した。地元紙は「鉄道事故としては約半世紀ぶりの大惨事」と報じている。