“被害者助けず寝てた”の情報も…赤信号なのに「行け」と指示で逮捕の男 車にはねられた男性死亡
2022/06/13 18:41
(石川テレビ ニュース)
11日、金沢市内で60代の男性が車にはねられ死亡した事故。運転手に信号無視を指示したとして逮捕された男は、事故発生当時、人命救助もせず不遜な態度をとっていました。
カメラに向かって笑顔を浮かべているのは、危険運転致死教唆の疑いで12日逮捕されたT容疑者(30)。11日、金沢市白菊町の交差点を自転車で横断していた西川敏宏さん(67)がはねられ死亡した事故で、はねた車の助手席に乗っていました。
目撃者:
「急いでいてもあれだけ車が多かったら、信号無視はあり得ない」
運転していたのはアルバイトで、T容疑者の運転手をしていたH容疑者(46)で、11日危険運転致死の疑いで逮捕されています。
T容疑者は赤信号に気づき、停車しようとしていたH容疑者にあり得ない言葉をかけたといいます。
「止まらんでもいいから早く行け」
H容疑者は寺崎容疑者の指示に従い、信号を無視。西川さんをはねて命を奪いました。
さらに、現場周辺を取材すると新たな事実が浮かんできました。
(リポート)
「目撃者によりますと、T容疑者は事故があった後、被害者を助けることなく車の中で足をあげて寝ていたということです。しかも、救急車が到着する前には事故現場とは反対方向に歩いて行ったという目撃証言もあります」
人命救助に加わろうとしなかったという、T容疑者は警察の調べに対し、こう話しているといいます。
「寝ていたので信号無視を指示したことは絶対にありません」
警察は現場周辺の防犯カメラを解析するとともに、この車に同乗していたもう1人の人物からも話を聞き、調べを進めることにしています。