https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220528/k10013647271000.html 知床 観光船沈没 業務上過失致死容疑で船体押収し現場検証へ
2022年5月28日 11時54分 知床観光船沈没
北海道・知床半島沖で沈没し、27日網走港に運ばれた観光船について、海上保安庁が事故の重大性を踏まえ、業務上過失致死の疑いで船体を押収する手続きをとったことが関係者への取材で分かりました。28日午後にも、運航会社の社長を立ち会わせて現場検証を行うとともに、船体の損傷の状況などを確認することにしています。
知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故で、作業船の上に引き揚げられた船体は、27日網走港に運ばれました。
海上保安庁は船内の水抜きを行ったうえで行方不明者が残されていないか捜索することにしていますが、業務上過失致死の疑いで令状を取り、船体を押収する手続きをとったことが関係者への取材で分かりました。
通常、船の事故の捜査は船体の押収はせずに現場で調べたうえで所有者に返却するなどしていますが、今回は事故の重大性や原因究明に時間がかかることから押収する判断をしたということです。そのうえで、28日午後にも船体が作業船の上にある状態のまま、運航会社の社長を立ち会わせて現場検証を行うということです。
船内に残された計器類や損傷の状況を確認するなどし、陸揚げしたあとは別の場所に船体を移してさらに詳細な調査を行うことにしています。
海上保安庁は船内の水抜きを行ったうえで行方不明者が残されていないか捜索することにしていますが、業務上過失致死の疑いで令状を取り、船体を押収する手続きをとったことが関係者への取材で分かりました。
通常、船の事故の捜査は船体の押収はせずに現場で調べたうえで所有者に返却するなどしていますが、今回は事故の重大性や原因究明に時間がかかることから押収する判断をしたということです。そのうえで、28日午後にも船体が作業船の上にある状態のまま、運航会社の社長を立ち会わせて現場検証を行うということです。
船内に残された計器類や損傷の状況を確認するなどし、陸揚げしたあとは別の場所に船体を移してさらに詳細な調査を行うことにしています。
素潜り漁中に溺れたか 水深20メートルの海底に男性、死亡
2022/05/28 10:10
(南日本新聞)
27日午前9時15分ごろ、知名町瀬利覚沖約700メートルの海底で、同町竿津の男性(22)があおむけに沈んでいるのが見つかり、間もなく死亡が確認された。死因は溺死。
奄美海上保安部によると、発見現場は水深20メートル。男性はウエットスーツとフィン、水中マスクを着けていた。現場の状況から、素潜り漁をしていたとみられる。
26日夜、男性が定時を過ぎても出勤しなかったため、勤務先から漁協を通じ通報があった。町民体育館前に男性の車があり、役場、ダイバーらと周辺を捜索していた。
引き揚げ後の船内捜索=不明者手掛かり探る―知床沈没事故・海保
2022/05/28 12:53
】
(時事通信)
北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)などは28日、海底から引き揚げ、作業台船に載せたカズワンの船内捜索を行った。事故ではなお12人が行方不明となっており、船内を詳細に調べ、手掛かりを探る。
カズワンを載せた作業台船「海進」は27日午後、網走港(網走市)に到着。港に停泊した状態で、陸揚げに向けカズワン船体の水抜き作業をしている。同本部は船内捜索で行方不明者の発見につながる手掛かりがないか確認した上で、事故原因の究明に向けた捜査を本格化させる。