ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

合唱の音取り

2013-11-25 09:36:32 | 合唱

合唱の練習の初めは、音取りから始まります。

団によっては、発声→パートごとの音取り→アンサンブル練習の流れで行くことがほとんどです。

 

発声代わりに、母音で、歌ってみるから始まったり、ざっと、音取りをして、すぐアンサンブルに入る

こともあります。

 

音取りの時間が入っていたら、隣の人に合わせる、頼りにするより、ピアノの伴奏、他パートが出す音から自パートの音をとることに慣れていくほうが賢明です。

 

隣の人は本番で離れたところに行ってしまうかもしれません。

本番当日、体調を崩して声がでないかもしれません。また間違ってしまうかもしれません。

ピアノ伴奏もアカペラの曲だと、聞くことはできません。

他パートも沈没したり、出が早かったり、遅れたりするかもしれません。

 

アカペラの場合、ピアノ伴奏に頼っている人が少なからずいます。

リハなどで、演奏してみると、音が取れない場合があったりします。

「ピアノを弾いてほしい」との言葉を何人もの人から耳にしました。

ピアノ伴奏の音は、練習時はともかく、本番では音がありません。

 

本番に流れない音を頼りにするのではなく、流れるはずの音、あるいは、自分で確実に音が取れるだろう所を探しておいて、その音を出せるように、楽譜に描いておくとか、その時のイメージを

いつも描けるようにしておくことをお勧めします。

 

他パートから引き継いで歌う場合は、他パートの旋律を受けて、出られるようにしましょう。

「音の高さが不安」「音がとれない」という声を時折耳にします。

高さがわからない場合は楽譜を見て、同じ音符で難なく歌えているところの音をイメージするようにすると、不安がらずに出られるようになります。

音が取れない場合も、自分が音を出す、近くで同じ音を出しているところを探しておいて、その音を聞いたら、聞こえた音を頭にインプットしておきます。

なので、自分の出すなるべく近くにあるのが、いいのですが、もしない場合、階名を頭に描いて音を出すという方法をとることができます。

 

(図A・B)

丸囲みのパートの人は四角囲みのパートを聞きながら、入り、音符の動きを聞いて他のパートの動きに揃えます。

 

 

*参照図はセルゲイ・ラフマニノフの「晩祷」より

 

合唱を始めたころに、団の仲間に、「取れない音は階名で取る」を実践していた楽友がいました。

不安な音は、声に現れます。

イメージできないと隣の人が、間違ったりすると、つられてしまうことにもなります。

不安な音は極力潰していきましょう。