渡邊ビルディングとお別れ。
このまま目の前の浜松町駅から帰るとまったく運動したことにならないので、
田町駅まで歩くことにした。
懐かしい地域の変貌ぶりを確かめたい。
昔、Y社に居る時もJ社に居る時も、ここから屋形船に乗ったものだ。
こんな都会に屋形船の係留地があり、乗船もでき、帰ってきてから続きの飲み会もできるのだ。
バブル期は芝浦や品川からクルーザーに乗るのがなんだか一般的会社の飲み会になったのだが、
屋形船系も捨てがたいものがあった。
ここから東京湾まではすごく近いのだ。
浜松町から芝浦地区は運河も多く、小型の船がたくさん係留されていたのだが、
最近は減っただろう。
第一京浜からの風景。
金杉橋という橋。
サラリーマンがたくさん通行する場所だが、こうやって船が見えるのだ。
残って欲しい風景の一つだ。
おお、新幹線が走って来た
慌てて流して、失敗。
運河を照らす光が好きだ。
怪しい雰囲気がイイ。
実はここは乗船場所だ。
設定をより怪しく昭和な感じにしてみて。
さてさて、田町駅に向かって線路際を歩くと、新浜町ガードを見ることができる。
ここは誰も歩いていない地区だ。
大通りからは中に入っていて、一人歩きは怖いような道になる。
京浜東北、山手、東海道、新幹線の下を抜けるガードで、
新浜町ガードと言う。
ここは昔から好きで、よく通行した。
道幅が狭いので車が来ると人間は避けれないので、
クルマがゆっくりついてくる感じになる。
海側にはチサンホテルがあるので、割と使われるのだ。
ちょっとした怖さを楽しんでいた。
海側が新しく、内陸側が古くからある高架下だ。
石の古さがそれを現している。
こんな怖いガード下に新入社員の女子3人が歩いてきた。
研修が終わって、チサンホテルに行くのだろう。
口々に「怖いね。」と言いながら歩いている。
私にかなり警戒していたの違いない。
ガード下にシャッターの音が聞こえた時、一番後ろの一人が振り返って後ろを確認していた。
大丈夫、私はかなり善良な市民だから。
ただ、面白い写真を撮りたいだけ(笑)。
でも怖いだろうな。
私だって怖い。
驚かせてすいません。
これも新人研修です。(うそ)
たまたま電車が上を通ったら、轟音で叫び声が聞こえないんだから。
ってなことを23歳ぐらいの頃の私も考えながら歩いてた記憶がある。
ここは桁下も1.9mで低いし、なかなかの怪奇スポットである。
昔からある木造の家屋。
この辺には古い家がたくさんあったのだが、すっかりマンションなどに変わっていた。
芝4丁目の大きな交差点まで来た。
写真の大き目のビルは、以前は松下電工のビルだった。
今は不動産系のビルになっていた。
芝浦には松下系が多かったのだ。
旧海岸通り。
またまた線路際を歩く。
ここは本当によく歩いた。
昼食もこの線路際も多かった。
線路際には大きなお寺があって、そこの娘がYANASEと時、後輩だった。
お人形さんのようにカワイイ女性だったが、今を思えば大変な資産家だったのだな。
そのお寺の近くに、なぜだかインド料理屋さんが、怪しい光を放っていた。
田町駅に近づくと高層マンションが建つ。
勿論、私が働いていたころは木造住宅が立ち並ぶ地区で、
定食屋さんなどもあった場所。
マンションの1階には定食屋さんではなく、イタ飯屋が入っていた。
芝浦は場所柄、魚を出す定食屋が多かったのだ。
田町駅前の書店。
虎の門書房の田町駅前店は大昔からそのまま。
ここにずっとあって欲しい。
女房もK君ママもお世話になったかもな。
SONY NEX-6、SONY 16-50mm F/3.5-5.6/PZ OSS