SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

誕生日の子どもたち / トルーマン・カポーティ(村上春樹訳)

2022-03-10 | 読書感想

この本は今朝の通勤で読み終わった。

帰宅時は「旅する力」/沢木耕太郎 を読んだのだが、驚いた。

最初のページに出てくるのがトルーマン・カポーティの「ティファニーで朝食を」だったから。

トルーマン・カポーティが1日に2回も出てくるなんて奇跡でしかない。

ちなみに沢木耕太郎は長男が貸してくれた本。

トルーマン・カポーティで繋がった親子。

そもそも「旅する力」を読み終わって、欧州に行ってしまった長男だ。

トルーマン・カポーティというのは品のある美しい話を書く人だなあ。というのが第一印象。

純粋無垢な少年少女が描かれた6編の短編。

どれも印象に残る風景や物語。

アメリカの古い風景もありありと浮かぶ。

どうも自伝的な話でもあるようだ。とてもリアルだから。

そして大人になってもきっと純粋だったのが彼自身なんだろう。

素晴らしい短編集であった。

 


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