SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

BBQ その2

2008-09-10 | スナップ
数時間も飲み続けた親たち。
中には地面に寝ている者も居る。
へべれけで呂律の回らない人も居る。
話はいつまでも止まらない。

そうなると子供達も親を見限って!?冒険に出掛ける。
つい川に行ってしまうのだ。
水遊びはたいそう楽しいから。

私が監視役のためについていく。

浅いこの川も実は危ない。
子供の死亡事故も発生している。
それに上流の雷雨で濁流が来るというパターンも有り得る。


最近、次男と私はこの辺を冒険しているので、次男が先導する。
「みんな俺について来て!」
カッコイイのお。
頼んまっせ。



川は楽しいのお。















写真の女子は6年生だが、小さな小学校(建物は広いが子供が少ない)なので、
一年生の長男のことはよく知っているし、ついでに次男坊のことも知っている。
町の規模が小さいからだ。








撤収した1時間ぐらい前から長男がしきりに空を気にする。
「まずいよ、雷が来る。」
周りの親たちは、
「雷が怖いのかかあ。」とからかう。
「今日は雷は来ないよ。もう真夏じゃないから。」
「風の流れからして、今日は大丈夫。」
長男は入道雲の様子も観察している。
「入道雲は無くなってきたけど、黒い雲がまずいよ。」と言う。
私は、
「あの黒い雲は雨雲だよ。雷雲じゃないから。それに風の流れからして
こっちには来ないよ。雲は西から東に流れるから方角が違うって。」
(いつでも帰れるようにヘルメットを持っている。)




やっと大人達は撤収作業に入る。
それでもダベリながらなので、遅い。

長男はいよいよ騒ぎ出す。
「絶対にヤバイ。もう着てるよ。すぐに帰ろう。」
のんびりしている我々に涙まで流している。
ようやく撤収が完了した時、長男は自転車にまたがり、「俺は先に行く。」と
出発してしまった。
我々も慌てて自転車で追いかける。

その30秒後、バケツの水やcats and dogsどころじゃないナイアガラ瀑布の
中に突っ込まれたような豪雨に叩きつけられる。
おまけに大人の予想に反して、すぐ近くで雷が鳴り響く。
前が見えない中、必死に家へ向かう。
傘は持っていなかったが、持っていても意味は無い。
あっという間に、下着の下までずぶ濡れ、カメラバッグも大ピンチ、
財布の中まで水でいっぱい。
メガネをかけるのも不可能な状態。
眼球も雨に打ちつけられ、痛いのだ。

自宅に着いた頃、近所に落雷が多発し、電車も止まってしまった。

子供の動物的な直感は当たるのだと認識した。
大人は知識と経験で判断しているが、子供は風や空気の状態、ひょっとして
音などでも判断をしているのだろう。


そんな雷雨の中、私の自転車の後ろに座って水浸しの次男が
終始、大声で笑っていたのもまた印象的だった。
彼はいつでも現状を楽しんでいる。




SONY α100、AF17-35mm/F2.8-4.0

コメント (18)
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