家の周りを歩いてみると民家の柿の実が目に飛び込んでくる。
葉がほとんど落ちて実だけがたわわになっているものや
大きな木に数個の実が残っているもの・・・・
これは収穫後なのか、最初から結実しなかったものなのか・・・と
思いながら更に歩くと 既に完熟状態の実が落下し地面をオレンジ色に
染めているものなど・・・
そして更に歩き続けるとこの町の古くからの民家には柿の木が
多いことに気づく。
その実の色も形も様々・・・
濃いオレンジ色の物もあれば少し白っぽく見えるような薄いオレンジ色の
ものも・・・そして大きさや形も色々・・・
こどもの頃から果物で一番好きなのが「柿」であると思い、そして
言い続けてきた私の気持は今も全く変らない。
私にとっては高級メロンやサンシャインマスカット、ピオーネ、マンゴー
などを遙かにしのぐ最高の果物なのであるが最近は柿を食べない人たちも
増えているという。
特に若者たちの柿離れが・・・・
柿はそのままが一番美味しいと思うが、干し柿も、熟し柿も甲乙
つけがたいくらいに美味しいと思う。
干し柿の種類や製法の多さにも驚くくらいで、高級干し柿だけではなく
寒い地方の民家の軒下で干された物などにも一種独特の甘み、香り、
旨みがあり、どれをとっても昔の人の知恵にこれまた驚かされる。
素朴で形は不揃いでも一つ一つに作り手の気持がこめられているようで
それが深い味わいを生み出しているように感じる。
また実の中身が半透明のようになるように保存された熟し柿のあの
芳醇でとろりとしたゼリーのような食感や種の周りのコリコリとした
部分を噛んだときの感じも忘れられないものである。
高級品や有名な品種じゃなく、近隣から、知り合いからいただく
一般家庭の庭から採れる柿にはごく自然の優しさを含んだ甘さと
優しさがあるように感じる。
今年もまた柿を食べられる幸せを感じながら日々を更に元気に
過ごしたいと思う。
昨年は頂いた完熟の柿をジャムにしました。
人生初の柿ジャム!
yoghourtと一緒に食べたら美味しかったです。
感嘆などとはとんでもないこと、お恥ずかしい限りです。ただ、物をみて、何かを思う…というのはyamaさんや私たちの世代ならでは・・かも知れませんね。
私たちも昨日、隣の上尾市のJAの直売上でいろんな野菜を買ってってきました。
新鮮さが売り物だけあって見た目にもみずみずしくシャキシャキ感が溢れていました。
我が家では色、形がきれいに揃った物よりも不揃いでも新鮮で安価な物を買うことにし、それが結果的に食品ロスの削減になれば…という気持ちにも繋がっています。
朝一番に柿にまつわるエッセイを目にして感嘆しております。つぶさに観察され思いのたけを綴るというのは易しいそうで難しい。さすがにshimaさんだと。
柿は私も好物で、近隣農家で収穫され農協に出せない訳アリの柿を、農家の前で路地売りしているのを昨日も買ってきました。一袋10ヶ入りの不ぞろいの柿だけどワンコインで買えるので、私にとってはありがたい。3日~4ほどで食べつくすので一週間に2度ほど買いに行くので、農家のお婆ちゃんとも仲よしです。併せて枝豆や野菜も買ってきてしまう。時には玉ねぎや白菜をサービスでもらったり。