なんかさ、こういうの、本当にやりきれないよね。今朝のニュースで、日本のジャンプ団体での、高梨沙羅選手の失格のことを知って、本当にやりきれない気持ちになった。
私はジャンプのルールをよく知らないから、実際のところは分からないけど、スーツの規定違反で失格って、しかも、ジャンプを飛んだ後にって、そんなルールある？ スーツの検査なら、飛ぶ前にいくらだってできるじゃない。
検査対象となる選手はランダムに選ばれるらしいけど、これじゃあ、検査担当者が買収されてたり、開催国が、普段敵対してる国の人間を勝たせたくないとかって理由で、そういう国の選手がいいジャンプをしたら、その国を狙いうちするとか、そういうこともできちゃうじゃない。
飛んだ後に全員を検査するならともかく、一部の選手だけなんて、全然フェアじゃない。
フィギュアスケートでは以前、審判の買収とか、審判の間で、気に食わない選手の点をどうやったら下げられるか相談してたのが発覚した、なんてニュースもあったくらいだから、そういうことは実は結構あると思ってる。柔道のルールがしょっちゅう変更されたり、スキージャンプだって、板の長さとか、小柄な日本人選手に不利な改正が何度も行われてるという話も聞いたことがある。
スポーツの世界って、頑張っている選手とは対照的に、周りでは結構、ドロドロしたものが渦巻いてるよね。スポーツに政治を持ち込まないなんて綺麗事で、実際には、特にオリンピックなんて政治そのもの。レスリングの伊調馨選手を巡るパワハラ騒動を見てたって、それは本当によく分かる。選手や、観客の気持ちが食い物にされてるみたいで、なんだかものすごく不快だ。
それにしても、今大会の高梨選手は不運というか、なんだかとてもお気の毒で、ニュースを見ていて辛かった。メダルを目指して頑張ってきだけど、ノーマルヒルでは、他の選手が良いジャンプをして、高梨選手は表彰台を逃した。でも、それは仕方ない。高梨選手もとても良いジャンプをしたけど、それを他の選手が上回ったわけで、全力での勝負の結果なんだから。
それでも、私たち一般人には想像もできないくらい、悔しくて、悲しかっただろうと思う。その思いを、団体戦で晴らせられたらいいなと思っていたのに、こんな仕打ちが待ってるなんて。
今回のことは、明らかにルール自体に問題があると思うから、高梨選手は、自分を責めず、胸を張って日本に帰ってきてほしいな。あと、この変なルールが改正されるよう、日本のスキー連盟も、国際連盟にしっかり働きかけてほしい。