三島由紀夫『獅子・孔雀』について
■以前にも書きましたが、新潮文庫の三島由紀夫作品は、「み3-〇〇」と分類番号がつけられています。すべて揃えていますが、「み3-19」は欠番になっています。新潮社に問い合わせても「わからない」との回答でした。幻の「み3-19」なのです。■昨日、三島由起夫『獅子・孔雀』(新潮文庫50S)を読んでいて、あれれと思いました。未読の作品集なのに、読んだ記憶のある作品が続くのです。収載作品は、「軽王子と衣通姫/殉教/獅子/毒薬の社会的効用について/急停車/スタア/三熊野詣/孔雀/仲間」となっていました。■「殉教」が所収されていたので、『殉教』(新潮文庫み3-31)を調べてみました。収載作品は、「軽王子と衣通姫/殉教/獅子/毒薬の社会的効用について/急停車/スタア/三熊野詣/孔雀/仲間」と、『獅子・孔雀』(新潮文庫50S)とまったく同じでした。つまり『殉教』は『獅子・孔雀』を改題したものだったのです。本書をアマゾンで検索しても、当該作はでてきません。三島由紀夫には混乱させられています。
山本藤光2020.03.10
■以前にも書きましたが、新潮文庫の三島由紀夫作品は、「み3-〇〇」と分類番号がつけられています。すべて揃えていますが、「み3-19」は欠番になっています。新潮社に問い合わせても「わからない」との回答でした。幻の「み3-19」なのです。■昨日、三島由起夫『獅子・孔雀』(新潮文庫50S)を読んでいて、あれれと思いました。未読の作品集なのに、読んだ記憶のある作品が続くのです。収載作品は、「軽王子と衣通姫/殉教/獅子/毒薬の社会的効用について/急停車/スタア/三熊野詣/孔雀/仲間」となっていました。■「殉教」が所収されていたので、『殉教』(新潮文庫み3-31)を調べてみました。収載作品は、「軽王子と衣通姫/殉教/獅子/毒薬の社会的効用について/急停車/スタア/三熊野詣/孔雀/仲間」と、『獅子・孔雀』(新潮文庫50S)とまったく同じでした。つまり『殉教』は『獅子・孔雀』を改題したものだったのです。本書をアマゾンで検索しても、当該作はでてきません。三島由紀夫には混乱させられています。
山本藤光2020.03.10
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