竜巻の対策は？

　宮崎の延岡市で、台風１３号の影響で竜巻による住宅の被害があった。この９月１７日である。テレビの報道を見ると、JRの特急電車も先頭の２両が脱線して、横倒しになっていた。ある家では屋根がなくなり、また飛んだ瓦が壁に突き刺さっている光景もあった。
　このような竜巻の住宅にたいする被害対策は、現在の建設技法ではまずできない。
　対策方法はあるだろうかと考えた。
中国の遼東半島、日露戦争激戦地２０３高地を訪れたとき、近くの高地にペトンで固めた塹壕、すなわちトーチカが今でも残されており、これを見たことがある。このトーチかしか竜巻に強い建造物はなさそうである。これを敷延すると、コンクリートでかためた地下室を非難場所として構築しておくことしか対策はなさそうである。勿論のこと、地震対策も付帯させる必要がある。
　このような災害は、めったなことでは遭遇しないであろうから、莫大な費用をかける価値があるかどうかについては、疑問が残る。　（農）