はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

'01仏旅記~ヴァンセンヌで雨と共に…

2007-07-13 12:53:15 | フランス旅行記
ヴァンセンヌ!
皆様、ヴァンセンヌの森と言えば、パリを舞台にした物語には欠かせない存在でしょうね。
…って、たいして読んでもいないけど。
でも、なんか聞いたことがあるでしょ?

夕方近く、AUちゃんも復帰して、3人でヴァンセンヌにでかけました。
シャンティイはあんなに晴れ渡っていたのに…なんだか雲行きが怪しくなって来ていました。

基本的に、Pちゃんと私は晴れ女です。
二人で出掛けて雨が降る、なんてあんまりないことだし、
雨が降る時は、Pちゃんの調子が悪い時?
という認識がこの旅でついたくらい。

そう、ここで雨が降りそうになってることが、
要注意だったんですね。
後から思えば。


ヴァンセンヌに着いて、まずお城の入口みたいなところで、記念撮影。
この写真までは、Pちゃんはサングラスを持っていました。

このサングラスは、
パリ滞在のはじめの頃に、シャンゼリゼで買った物。
Pちゃんにお似合いで、可愛かったんですけど…

ヴァンセンヌで観られるのは、
ヴァンセンヌの敷地内の教会、サントチャペルだけでした。
それも自由に観られるのではなく、ちょっとしたツアーみたいになっていて、
ガイドさんがご案内して下さるの。
その、この日の最後の回がこれからでした。
そしたらそれに是非参加させていただこう!

そんな辺りから雨が降り出しました。
それも、半端じゃない豪雨。
石畳に叩き付けられる雨粒。
それは、激しく跳ね返り、地表を霧が覆ったようになるくらい。

私たちは、雨から逃れ、城のお土産物店で雨宿り。
かなり品揃えがいい感じのよいお店だったので、楽しく見学していると、Pちゃんが言いました。
「サングラスが無い」

無いって…?どこかにしまい忘れたのでは?
そう思って、探しても探しても無いの。
どこかに落として来たようでした。

さっき写真を撮ったところから、そんなに距離があったわけでもありません。
だけど、外は…出て行かれないくらいの雨が、
じゃんじゃんと石畳を洗い、水が川のように流れていました。
とても…探しに行かれる感じじゃない。
サングラスだって流されてしまうんじゃないかという勢いだった。

でも、Pちゃんは、引返してみたのかもしれないなぁ。
ちょっとこの辺りの記憶が曖昧。

とにかく、この夕立が通り過ぎたところで、みんなで引返して探してみました。
だけど……サングラスの姿はありませんでした。
誰かに持って行かれてしまったのかなぁ。

幸い、カード精算でした買い物だから、保険で品物は戻ってくるだろう、
ということで、後ろ髪を引かれながらも、サングラスは諦めなくてはなりませんでした。
さらば、Pちゃんのサングラス。


まだ書いていないと思うけれども、私たちがフランスに行ったこの頃、
どこへ行っても、城やら教会は修復工事中でした。
どこもかしこも、必ずどこかが足場で覆われてたの。
今まで訪れたところだってそう。
ロワーヌだって、どの城も修復箇所を抱えていた。
なんで??

このヴァンセンヌは、その中でも見事なまでに修復中でした。
ほらほら見て見て!ね?綺麗なまでに、塔全体がすっぽり足場で覆われてる(写真)。


教会見学ツアー開始。
ガイドは、すらっとした、黒人のお兄さん。
確か、私たち以外にももう一組参加者がいらしたんじゃなかったかと思う。
ガイドのお兄さんは、せっせと説明をして下さいます…フランス語で(苦笑)。

たとえそれが英語であったとしても、到底聞き取れるはずはないんだけど…
私たちが、ちょっとわかったフランス語は、コキーユ(貝殻)とフーケと……
そのくらいだったんじゃないかしらん。
ごめんねぇ、お兄さん。
しかも、フーケがどう関わってるのか、
せっかく話題に上ってるのにわからんとは!
…三銃士を辿る旅なのにね。

でも、チンプンカンプンの中に、知った言葉が聞こえると、
それだけで何か進歩したみたいで嬉しかったり。
…ま、気のせいだけど。

でも言葉がわからないながらも、
中をちょっと見せていただけたのは嬉しかったな。

さて、
この後はヴォージュ広場に行きました。
文字数としては、このまま続けて書いてもいいのですが、
三銃士を辿る旅、としては、ここのお写真を載せたいので、次の記事にしましょう。