花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

早春、ユリ科の植物(1)

2018-04-06 | 植物 花

今回のユリ科の植物として、「ムスカリ」、「シラー・カンパニュラータ」、「シラー・ベルビアナ」を挙げてみました。

春を待って、花を咲かせる所為か、鮮やかな明るい色の花が、目立ちます。

<「ムスカリ」>

ユリ(キジカクシ)科、ムスカリ属の総称が、「ムスカリ」(Muscari)とのことで

単に、「ムスカリ」と言う場合は、M.armeniacum(ムスカリ・アルメニアカム)を指すとしています。

「ヒヤシンス」の近縁種ですが、花の姿は、異なって、青紫色の壺型の小花が、密集して咲きます。

尚、花の姿が、「ムスカリ・アルメニアカム」とは、少し違って

花筒が細長い「ムスカリ・ラティフォリウム」(M.latifoliumが有ります。

花房の頂上の花色が、下部の濃い紫色に比べて、淡い空色なので、其のグラデーションを愉しみます。

ユリ(ヒヤシンス)科、ムスカリ属、耐寒性球根、地中海沿岸原産、英名 Grape hyacinth




 

 白色の花も

花の姿が、少し違う「ムスカリ・ラティフォリウム」(Muscari latifolium)

 次のユリ科の花は、「ヒヤシンソイデス」(シラー・カンパニュラータ)の花です。

<「シラー・カンパニュラータ」>

総状花序に釣鐘型の花が、下垂します、花色は、桃色、青色、青紫色、白色等です。

ユリ(ヒヤシンス)科、ツルボ(シラー)属、耐寒性球根、南ヨーロッパ、北アフリカ、ポルトガル、スペイン原産

学名 Hyacinthoides hispanica=Silla hispanica、英名 Spanish blue-bells

別名「ツリガネズイセン」(釣鐘水仙)、「シラー・ヒスパニカ」、「スパニッシュ・ブルーベル」

尚、近縁種で「イングリッシュ・ブルーベル」(English blue bell) の名前で知られる

「ヒアシンソイデス・ノンスクリプタ」(H.non-scriptaが、有ります。

花は、似ていますが、違う点として、”葉の幅が「スパニッシュ・ブルーベル」より広い”

”花が、全周に着く「スパニッシュ・ブルーベル」に比べて、「スズラン」の様に片側に咲き

草丈も低い” ので区別できます。


清楚な感じの白色の花も

 下図は、花の咲く姿が、少し違う「ヒヤシンソイデス・ノンスクリプタ」別名「イングリッシュ・ブルーベル」

最後は、「シラー・ペルビアナ」の花です。

<「シラー・ペルビアナ」>

花茎を伸ばして、先端に、小さな星形の花を傘状(散形花序)に多数咲かせます、将に ”花笠” です。

蕾は、楕円形で、下から順々に開き、青紫(白色も)色の花が、咲き上ります。

ユリ(ヒヤシンス)科、シラー属、耐寒性球根、地中海沿岸原産

学名 Scilla peruviana、英名 Cuban lily、peruvian lily、別名「オオツルボ」(大蔓穂)、「スキラ」



 

<各画像は、クリックで拡大表示します>