花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

舌状、筒状花

2017-07-11 | 植物 花

 舌状花の「レウコフィルム・フルテスセンス」が、咲き始めました、秋の終わりの頃迄、長い間、愉しめます。

 

シルバーリーフに、赤紫色の舌状花が似合います。

花同様、葉をも愛でます、微笑み掛けるような姿に癒やされます。

名前の「レウコフィルム」は、ギリシャ語で<白い葉>を意味するとか

ゴマノハグサ科、レウコフィルム属、常緑低木、アメリカ南部、メキシコ原産、学名 Leucophyllum frutescens

英名 Silver Cenizo、別名「ニーオン」

 

 


「アサリナ」

「アサリナ」と言えば、「アサリナ・バンクレアーナ」や「アサリナ・スカンデンス」が

主な品種ですが、今日は、「アサリナ・グラリオ」(Asarina grario)にしました。

「バンクレアーナ」や「スカンデンセ」に比べて、花径が少し大きいのが特徴です。

「アサリナ」は、オオバコ科、アサリナ(キリカズラ)属、蔓性一年(多年草)、メキシコ原産

英名 Twining Snapdragon、別名「ツタバキリカズラ」(蔦葉桐葛)、「ツルキンギョソウ」(蔓金魚草)

「キンギョソウ」(金魚草)の花に似ています。

此の「アサリナ・グラリオ」は、日本で種苗会社で作出したとのこと

 

 最後に、木立性の「ツンベルギア」、「ツンベルギア・エレクタ」(Thunbergia erecta)を挙げてみました。

他にも「ツンベルギア・アラータ」、「ツンベルギア・グランディフローラ」等々の品種が

木立性の「ツンベルギア」には、「エレクタ」以外に「フォーゲリアナ」(T.vorgeliana)が有ります。

殆ど、見分けが見分けが困難ですが、「フォーゲリアナ」の花の方が、「アラータ」より大輪で

葉も大きく、花筒が太い違いが有ります。

亦、「フォーゲリアナ」の葉の縁が、波打っているとのことですが、区別は、困難です。

青紫の花弁、白いシュート、中心の黄色が、コラボして綺麗です。

尚、<矢筈>の名前は、シュートの根本のトンガリが<矢筈=U字型の掛軸を掛ける道具>に似ているからとか

キツネノマゴ科、ヤハズカズラ(ツンベルギア)属、常緑小低木、学名 Thunbergia erecta

熱帯アフリカ原産、英名 Bush Clock Vine、別名「コダチヤハズカズラ」(木立矢筈葛)

 

各画像は、クリックで拡大表示します。

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№12

葉が一層大きくなってきました。


今、キク科の花

2017-07-08 | 植物 花

今が盛りのキク科の花7種挙げてみました、「カルドン」、「アーティチョーク」、「エキノプス」、「ドイツアザミ」

秋の「菊」に先駆けて、今が開花期の花達です。

「カルドン」

青紫色の「アザミ」に似た花を咲かせます、萼に鋭い棘が有ります。

野菜として、古代ギリシャ、古代ローマ時代から栽培していたとか、今でも、イタリア、スペインでは

種々の料理の材料としている由、「アーティチョーク」の野生種とのことですので頷けます。

「アーティチョーク」の様に、蕾や茎を食べるのは、同じだとか

一見、刺々しいので、「アーティチョーク」の様に食べられるのかと思うのですが

認識不足でした、料理法が多数載っていました。

キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara cardunculus 、英名Cardoon




葉も刺々しい姿です。

「アーティチョーク」

上に載せた「カルドン」に似た花を咲かせますが、重り合った萼には棘が無く、先端が、滑らかです。

野生の「カルドン」の改良種とのこと、蕾、茎を食用にすることで知られています。

特に、ヨーロッパでは、食材として多く利用されているようです。

キク科、チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、地中海沿岸原産、学名 Cynara scolymus

英名 Artichoke、Globe artichoke、別名「チョウセンアザミ」(朝鮮薊)

 

 

下図は、 料理に使う蕾

葉も「カルドン」の葉に比べて滑らかな感じがします。

 

「エキノプス」

茎の先端に、筒状の小花を多数集めて、手毬の様な球状の花になります。

多くの種類が有る中で、リトロ種の「エキノプス・リトロ」、別名「ルリタマアザミ」(瑠璃玉薊)が

多く栽培されています、葉が、「薊」に似て、棘が有り、花色が、瑠璃色なので此の名前が付いた由

近縁種には、九州に自生する「ヒゴタイ」(肥後体)Echinops setifer が有ります。

「エキノプス」とは、ギリシャ語で<ハリネズミ>の意味とか

キク科、ヒゴタイ(エキノプス)属、耐寒性多年草、ヨーロッパ、西アジア原産

学名 Echinops ritro、英名 Small Globe ThistleBlue Ball、別名「ルリタマアザミ」(瑠璃玉薊)

 

廃屋と「瑠璃玉薊」

 最後に、色鮮やかな「ドイツアザミ」です、日本の「ノアザミ」の園芸種とのことで、日本で作出されたようです。

鋭い棘が、象徴する「ノアザミ」(野薊)の面影が有りますが、花色は、一段と濃い色になっています。

キク科、アザミ属、常緑多年草、学名 Cirsium japonicum cv.、英名Japanese Thistle

別名「ハナアザミ」(花薊)

 
亀吉

各画像は、クリックで拡大表示します。

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№12

葉が一層大きくなってきました。


夏、樹木花(2)

2017-07-04 | 植物 花

日本の「ガクアジサイ」(額紫陽花)hydrangea macrophylla f.normalis をヨーロッパで品種改良した

「アジサイ/ハイドランジア」(西洋紫陽花)Hydrangea macrophlla は、周りの額になる装飾花(萼)も

中心の両性花も華麗で鮮やかです、梅雨の季節を彩ります。

最初の ”樹木花” は、「フェイジョア」の花です。

赤い針を突き立てた様なユニークな姿です、針状のものは、雄蘂が突出た姿で、先端の黄色い葯が、目立ちます。

肉厚の花弁の内側は、赤褐色、外側が、白色のコントラストが綺麗です。

花径は、5cm位、葉の裏側は、銀色で、表面が、緑色です。

花は、料理のツマにしたりして、食用になります、秋には、甘い実がなり、果物として食べられます。

フトモモ科、フェイジョア属、半耐寒性常緑低木、南アメリカ原産、学名 Feijoa sellowiana

英名 Feijoa、Pineapple guava、別名「アナナスガヤバ」、「パイナップル グァバ」

 

 

 下図が果実です。

 

次は、「ブッドレヤ」です。

小さな花を穂状に咲かせ、芳香が有ります、其の所為か、蝶が群がる姿が多く視られます。

英名では、「バタフライ ブッシュ」Butterfly Bush の名前が付いて」いました。

日本には、「フジウツギ」(藤空木)Buddleja japonica が有りますが、花数も少なく、清楚な感じがします。

長さ1cm位の筒状で、先端が4裂した花を咲かせます、花色は、藤色を主に、白や紫色も有ります。

多い品種が有るようですが、B.davidii と其の改良種が一番多く栽培されているようです。

フジウツギ科、フジウツギ属、中国原産、耐寒性落葉低木、学名 Buddleja davidii

別名「フサフジウツギ」(房藤空木)

亀吉

 白花も

 

下図は、「フジウツギ」の花です。

最後に前回スキップした「ボタンクサギ」(牡丹臭木)を挙げます。

集散花序を出して、紅紫色の小さな花が集まって咲くので、ボール状になります。

「紫陽花」と見紛う姿です、花冠は、5裂して、雄蘂4本、雌蘂1本が突出ます。

大きな丸い葉も見応え充分です、名前の由来は、「牡丹」の様な花で

葉を揉むと「クサギ」独特の臭気が有るからとか、しかし、花自体は、いい香りです。

仲間には、「ゲンペイカズラ」や「ウガンデンセ」等が有ります。

 クマツヅラ科、クサギ属、落葉低木、中国原産、学名 Clerodendrum bungei

英名 Glory flower 、別名「ヒマラヤクサギ」、「ベニバナクサギ」



 

下図は、日本の「クサギ」(臭木)の花です、花着きも疎らですが、似ています。

 

各画像は、クリックで拡大表示します。

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№12

葉が一層大きくなってきました。


夏、樹木花

2017-07-01 | 植物 花

「ウチワサボテン」(Opuntia Mill.)の花が咲きました、下図の「サボテン」(Cactaceae Juss./Cactus

花とは、少し雰囲気が違います。

「サボテン」の名前は、此の「ウチワサボテン」の樹液をシャボン(石鹸)として利用し たので

<石鹸体(サボンテイ)>と呼んだのが、<サボテン>となった由

Cactaceae/Cactusは、ギリシャ語で<棘だらけ>の意味とか 

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 今日の本題の ”夏、樹木花 ” は、「ソラナム・ランドネッティー」、「クリスマスの木」、「ボタンクサギ」の花にしました。

 

「ソラナム・ランドネッティー」

ナス科、ナス属だけに、仲間の「ナス」(茄子)や「ジャガイモ」(馬鈴薯)の花に似ています。

花の中心部が黄色なのも同属の証です。

ナス科、ナス属、常緑小低木、南アメリカ原産、学名 Lycianthus rantonnetii=Solanum rantonnetii

*下図は、以前のページに載せた画像の再掲載です。

下図は、仲間の「ツルハナナス」(蔓花茄子)Solanum jasminoides/poteto vine の花です。

白色から淡い青緑色への変化を愉しみます。

 

次の樹木花は、「クリスマスブッシュ」の花です。

暑い折り、クリスマスの話題も何ですが、原産地のオーストラリアの真夏が、クリスマスの頃(12月~1月)で

此の花の見頃とか、故に、此の名前が付いたようです、オーストラリアのクリスマスを告げる花ですか

此の時季に、切り花として輸入されて、花屋の店頭に並びますが、日本でも栽培されて

今の時季に花を咲かせます、遠目、「アジサイ」と見紛う姿です。

集散花序をだして、星形の白い小さな花を咲かせます、花が終わると、肥大した萼が、濃い紅色に変化して

赤い花が、沢山咲き揃った様な景観を作ります。

クノニア科、ケラトペタラム属、常緑中高木、オーストラリア原産、学名 Ceratopetalum gummiferum

英名 New South Wales Christmas bush

 
 

白い ”本当” の花は、見栄えが イマイチです。

 

クリスマスの頃に切り花として輸入、花屋の店頭に並びます。

>亀吉

次の樹木花は「ボタンクサギ」(牡丹臭木)ですが、詳細は、次回に載せます。

今回は、画像を2枚だけにしました。

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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今年も「スズメウリ」(雀瓜)を育てます、生育の記録を随時載せていきます。

№11

少し成長しました。