花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、ナデシコ科の花(1)

2023-05-17 | 植物 花

”母の日” の花「カーネーション」に因んで、ナデシコ科の花です。 

今日は、「アグロステンマ」と「カスミソウ」の花にしました、初夏の風に靡く可愛い花達です。

ナデシコ科の花の最初は、母の日を祝して「カーネーション」とするところですが ・ ・ ・ 。

過去の「アグロステンマ」の記事が、人気だったので、再度の掲載です。

<「アグロステンマ」>

初夏の風が、通り抜け易い様な姿が印象的ですが、ヨーロッパでは、”畑の雑草” として扱われている由

原産地の地中海沿岸や西アジアには、幾種かの品種が有る様ですが

園芸用には「アグロステンマ・ギタゴ」が多く鑑賞さているとか

花径は、約3CM 位、5弁の花は、外側に少しカール、花色は、ピンク色で、中心が、白色です。

花弁には、放射状に紫色の筋が入り、草丈は、1M 位に迄伸びます。

茎や線形の葉には、産毛が生えているので、銀緑色に見えます。

細長い葉が、「麦」や「撫子」の葉に似ているので、別名に「麦仙翁」、「麦撫子」が、付いています。

ワイルドフラワー ”畑の雑草” にしては、「アグロステンマ」Agrostemma  の名前の由来は、素晴らしいもので

ラテン語の  agros (畑)+ stmma(王冠)からで ”畑に美しく咲く” の意味とか

ナデシコ科、ムギセンノウ(リクニス)属、学名   Agrostemma githago

別名「ムギセンノウ」(麦仙翁)、「ムギナデシコ」(麦撫子)

 



白い色の「アグロステンマ ’オーシャンパール’」等も

 

<「ジプソフィラ・ムラリス」>

馴染みの無い名前ですが、「カスミソウ」と聞けば、イメージが湧きますか

実は、「カスミソウ」の矮性種の別名「カスミソウ 'ガーデンブライト’」なのです。

一般に、草丈も1Mにもなり大輪の白い花をさかせる「カスミソウ・エレガンス」Gypsophila elegans

八重の花を咲かせる「宿根カスミソウ」G . paniculata  などが知られていますが

今回の「カスミソウ ’ガーデンブライト’ 」は、草丈も低く、20cm位、カーペット状に横に広がります。

枝が、多く分枝して、白やピンク色の小さな花を無数に着けるので、宛ら、”霞” の様に見えます。

名前の由来ですね、此の時季ですから、”春霞” ですか。

ナデシコ科、カスミソウ属、耐寒性1年草、中央アジア、ヨーロッパ原産、学名  Gypsophila muralis

英名   Annual Gypsophila  Garden Bride、Baby's breath

別名「ヌカイトナデシコ」糠糸撫子、「ベビーズブレス」

 


将に、白色の花は、”霞” が、沸き立つ様相です。

"霞” の色も多彩に変化してきます、全空間をl埋め尽くすのです。


一つの花をUPして視ると、亦、違った表情を見せてくれます。



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