花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋、稔りの季節(13)

2023-10-24 | 植物 花


<「ザクロ」>

今日は、樹木の「サンゴジュ / 珊瑚樹」と「フユサンゴ / 冬珊瑚」、「ジュズサンゴ / 数珠珊瑚」の果実にしました。

”珊瑚” の名前の通り鮮やかな朱色が、秋の陽に輝きます。

<「サンゴジュ 」>

“最初は、「サンゴジュ」(珊瑚樹)の実です、初夏に白い花を円錐状に咲かせ

此の時期に熟して赤く照り輝きます、“珊瑚 ” の様な朱色が「珊瑚樹」の名前の由来とか

濃い緑の照葉は、サンゴジュムシ(珊瑚樹虫)の大好物、虫食いの無い葉を見つけるのに苦労します。

葉や枝は、水分が多いので、防火樹として、生垣等に植栽されることが多いようです。

スイカズラ科、ガマズミ属、常緑高木、日本、台湾原産、学名    Viburmum odoratissimum

英名    Sweet arrowwood、Sweet viburnum


 

<「フユサンゴ」(冬珊瑚)>

名前の通り、“珊瑚” ですから、珊瑚に間違い無いです。

夏→秋→冬に懸けて球形の液果を着けます、熟するに従って、淡い緑色から黄色、オレンジ色と変化します。

披針形の濃い緑色の葉と、オレンジ色の対比を愉しみます。

“冬に稔る珊瑚色” からの命名とか、珊瑚の様な果実なのです、花は、「ナス」の花に似ています。

「ミニトマト」の様ですが、有毒で食用にならないのが、残念です。

ナス科、ナス属、半耐寒性常緑低木、南アメリカ原産、学名    Solanum pseudocapsicum

英名    Christmas Cherry、Winter Cherry、Jerusalem Cherry

別名 「タマサンゴ」、「リュウノタマ」(竜の玉)、「クリスマスチェリー」

他の画像は  gif  にしました。

次は、「ジュズサンゴ」の光沢有る赤い実です、初秋の陽を受けて輝きます。

<「ジュズサンゴ」(数珠珊瑚)>

「クコ」と同様、花と実を同時に見ることができる植物です。

総状花序に淡い緑色の小さな花を沢山着けます、花弁が無く、裏が緑色をした萼が花びらの様に見えます。

“数珠珊瑚” の名前の由来は、赤い珊瑚玉が数珠の様に連なって着く様子からとか

ヤマゴボウ科、リヴィナ属、非耐寒性常緑低木、メキシコ、ブラジル原産、学名 Rivina humillis

別名 「リビナ」、英名 bloodyberry , rouge plant

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花と果実を同時に視ることが出来ます、可憐な白い小さな花です。

ピンクの実も

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