今日は、<樹木花>を暫く休みにして、<草花>にしました、今日は「ゴジカ / 午時花」と「ゲウム」の赤い花を挙げてみました。
熱い夏の炎天下を著わす様に、深紅の色が、鮮やかです。
<「ゴジカ」>
最初の赤色は、「ゴジカ」(午時花)の花です、“午(うま)の刻” 午前11時から午後2時頃に咲く花に因る命名とか
実際は、正午頃咲いて、翌朝早く落下します。
面白い命名の理由です、一日花で、花が、開花の状態で、落下します、「椿」の花の落下状態に似ています。
萎んだりしないで、咲いた時と同じ姿で散るユニークな性質を持っています。
細長い葉の縁が、大きなギザギザの鋸歯で、古代の刀剣の様です。
日本には、薬草として入ってきた経緯が有るとのことですが、今では、専ら観賞用です。
木の回りは、落下した花で、花の絨毯の様な風景になります。
花色は、両性花で、花径約4cm位、赤み掛かった橙色です、葉は、細長い鋸歯で互生します。
アオギリ科、ゴジカ属、非耐寒性一年草、インド原産、学名 Pentapetes phoenicea
英名 Midday flower、別名「ペンタペデス・フォエニケア」、「ヤラクキンセンカ」(夜落金盞花)<
次は、「ゲウム」 Geum spp、別名「セイヨウダイコンソウ / 西洋大根草」です。
深紅の花色が鮮やかな此の時期に咲く「ゲウム」も愉しめます、載せてみました。
<「ゲウム」>
「ゲウム」は、此の仲間の属名で、日本の「ダイコンソウ」(大根草) Geum japonicum
「チングルマ」 Geum pentapetalum 等が 有ります。
「ゲウム」の花色は、黄色や橙色が多いのですが、
今日は、ヨーロッパで作出した「ベニバナダイコンソウ」紅花大根草を挙げて見ました。
「大根草」の名前は、葉が「大根」の葉に似てるからとのこと、朱色が鮮やかな園芸種です。
花の色は、赤以外に橙、黄色、一重、八重などの品種が有ります。
バラ科、ゲウム(ダイコンソウ)属、多年草、学名 Geum coccineum
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