・・・と、叫びたくなるほど、時間の流れ方が加速しています。つい先日桜が咲いたと思ったのに、もうすぐ梅雨入りではありませんか! それほど忙しく働いているつもりはないのに、ブログ(やFB)の更新はおろか、お気に入りや友人たちのブログ(FB)を閲覧する時間もなかなか取れない始末。
リニューアルしたシアターで、できる限り映画ソフトを観ているせいもあるのですが、最近は途中で居眠りしていることも多く、今日などは夜勤明けにもかかわらず応援支援研修に時間を取られ、先ほどやっと帰宅できたので、三日ぶりに映画を一本観たいけれど、途中で寝てしまうのは確実そうだし、明日は支援後に山中湖マラソンの一泊旅行が控えているから、寝た方が良いに決まっています。それでもやはり、プロジェクターに灯を入れてしまいそうで、業の深さをひしひしと感じます・・・。
毎日を面白く過ごしているし(平清盛調)、現状に不満があるわけではないのですが、慢性的な人手不足が「忙しさ」の原因になっていることは間違いありません。まあ、時間外労働=収入UPにつながるから、ソフト購入代を稼いでいると思えば、いよいよ面白く仕事ができたりして?
そうそう、先日映画館で観た『ダーク・シャドウ』は、私と同じように20世紀のティム・バートン(『スリーピー・ホロウ』まで)を好きな人に、特にお勧めします。良識ある家庭人の面目はかろうじて保っていますが、「僕らのバートンが帰ってきた?」感があり、嬉しくなりました。
『キック・アス』で大ブレイク、『モーリス』『ヒューゴの不思議な発明』と大忙しのクロエちゃんが、ここでもいい味出してます。『ビートルジュース』『シザーハンズ』のウィノナ・ライダーを思い出せてくれる草食ヒロインと、『猿の惑星』のエステラ・ウォーレンがビッチな本性を現すとこうなる・・・といった感じの肉食ヒロインの対比も楽しめました。『バットマン・リターンズ』の狂った演技が最高だったミシェル・ファイファーの、今も変わらぬ美しさには大いに驚き、「もしかして、この人こそヴァンパイアかも?」なんて思ってしまいました。そして、クリストファー・リーへのリスペクト・・・素敵!
アレクサンダー・ペインの7年ぶりの新作『ファミリー・ツリー』は、素晴らしい素晴らしい素晴らしい作品でした。是非ご覧ください。今年は映画の当たり年だけれど、その中でも頭一つ抜けてます。
彼は、知られざる傑作『Election』(最低の邦題は確か『高校生白書~優等生ギャルには気をつけろ』)で、人生の悲喜交々をハイスクールの生徒会長選出選挙という笑いのオブラートに包んで描き出す離れ技を見せてくれました。『ファミリー・ツリー』では癒しの音楽=ハワイアンの調べに乗せて、決して癒えない「痛み」について真摯に誠実に静かに語ってくれました。正しく奇蹟の映画です。
おっ、日付が変わって早くも一時間・・・。もうここまでにします。このあと映画を観てしまうかもしれませんが、皆様それでは行ってきます。クルミさん、いつもいなくて申し訳ない(ネコです。念のため)。日曜の夜まで留守番よろしく~♪