7月最後の日曜日 ~ガイドツアーなど・・・ 

2008-07-27 23:11:22 | 自然&いきもの+ゾウのはな子



 7月最後の日曜日は、井の頭自然文化園で過ごしました。明日から四日間かなりハードなので、その前に英気を養っておこうというわけ・・・。
 はな子の昼食に合わせて13時20分頃にゾウ舎の前に着いたところ(いつも13時半くらいに食べている)、はな子は飼育係に頭から水をかけてもらっていました。
 毎月1&3&5土曜日と2&4&5日曜日には、(午前と午後に同じ内容で1回ずつ)ガイドツアーが行われていて、動物解説員が毎回テーマを決めて園内を案内してくれます。この日のガイドツアーは、都合のよいことにアジアゾウとニホンザル(子供がたくさん生まれた)でした。だいたい一ヶ月で園内の生きものたちを一周する感じなので、土日のガイドツアーに一ヶ月フルに参加すると、井之頭の生きものについて、ひと通り理解することができます。
 さらに今年からでしょうか、本園では毎週日曜日、分園では第4土&日曜日に、「飼育係のいきものガイド」を始めました。担当の飼育係が各舎の前で、生の声を伝えてくれます。ちなみに7月は、タンチョウ、ツシマヤマネコ、ニホンリス、熱帯鳥温室の順でした。ニワトリさんは、焼きそばを買いに行った以外はゾウ舎の前にいて、ニホンザルのガイドツアーには参加しなかったのですが、その後に行われた「飼育係のいきものガイド」に参加して、なかなか有意義な時間を過ごすことができました。
 熱帯鳥温室の解説してくれた飼育係が、はな子も担当している木崎さんだったからついていったのですが、彼らに最も近いところにいる人の話が直接聞けるというのは、よく考えてみればすごいことで、特にこうしたガイドを行っていないけれど、羽村動物公園でも飼育係が親切に話してくれます(皆さん、幾つか掛け持ちしながら面倒を見ている)。そうして話を伺ってみると、ただ眺めているだけではわからないこと、眺めているだけでおしまいにしていたら勿体ないことが結構あることに気づきました。機会があったら、ガイドツアーに参加してみてください。面白いですよ~♪


                   


(左)この時期、食事前の水浴びは食事を気持ちよく食べてもらうためにも大切な日課になります。ニンゲンだってあんまり暑いと、バテてと食欲なくなりますよね~。鼻のポンプも使ってもらって全身を冷やします。
(右)手渡したヘイキューブ団子を食べている最中も、足元に水をかけてあげます。最後の2個はなかなか食べてくれませんでした(少し時間をかけて1個食べた)。


 

                   

(左)デザートは今日もスイカでした。ところで、はな子は一日4回食事をします。午後のランチは3回目ですが、このとき、ヘイキューブという栄養価の高い干し草を粉砕したものにリンゴとバナナを混ぜて団子状にした餌を食べています。朝食は、バナナ、サツマイモ、リンゴ、ニンジン、干し草(バナナ以外は細かく刻む)、11時にバナナとスポーツドリンク、昼食がヘイキューブ団子&フルーツ、16時に食パン2斤、キャベツ、干し草2種を食べています。ゾウの巨体を維持するのに必要な一日の食事の量は約100kg。ちなみに、一日の食費は一万円を超えてしまうそうです。アジアゾウとしてはやや小ぶりなはな子ですが、一日に食べるバナナの量は何と150本! 皮をむくだけでもひと仕事ですね・・・。
(右)スイカを食べ終わると、納得したのか、笹の葉とホースをくわえてプールに向かいました。先ほど飼育係が笹の葉で誘導したときは、全く無視していたんだけど・・・水の中に入らない日もあるそうです。このあと、どうするつもりなのかな?


                   

(左上)飼育係に水をかけてもらいながら、ざぶざぶプールに入っていきました。腰の上まで浸かると、飼育係の立っている側に向かい、顔をこすってもらいました。
(右中)それから、はな子がごろんと横に転がりました。よほど機嫌が良くないと見せないポーズだそうです。私も初めて、はな子の潜りを目撃しました。
(左下)風呂あがりに、ドクダミをひと房つまんで・・・ご機嫌のはな子でした