古賀茂明さんへ退職勧奨 ~経済産業省が改革派を追放する・・・

2011-07-17 23:15:00 | 独り言&拾いもの


 東京新聞7月16日朝刊社説「官僚肩たたき」を読んでびっくりした。Angela あんこさんが記事を寄せてくれた経済産業省の古賀茂明さん(記事は→ここをクリック)が退職を迫られているらしい。全文を抜き出すと以下のとおりだ。

~経済産業省の改革派官僚として知られた古賀茂明氏が「肩たたき」された。事実上のクビ宣告である。脱官僚・政治主導を唱えた民主党政権は、いまや霞が関の改革派つぶしにまで手を貸すのか~

 古賀氏はかねて霞が関、永田町で筋金入りの改革派として知られていた。産業再生機構の執行役員当時はダイエー再建に辣腕(らつわん)をふるい、政府の国家公務員制度改革推進本部事務局では審議官として抜本的改革案をとりまとめた。
 ところが、徹底した改革姿勢が官僚の既得権益を守りたい霞が関の怒りを買う。推進本部から本省に戻った後、一年半にわたって「官房付」という閑職に飛ばされた。このポストでは実質的な仕事がなかった。
 最近では東京電力福島第一原発の事故を受けて、東電株式の100%減資や銀行の債権カットを柱とする独自の賠償案をまとめて公表した。同案を収録した著書「日本中枢の崩壊」は二十万部を超えるベストセラーになっている。
 海江田万里経産相は就任当初「能力を発揮できる場所で仕事をしていただく」と語っていたが結局、閑職にとどめたまま放置し、六月末に事務次官を通じて古賀氏に早期退職勧奨をした。三週間後の昨日が退職期限だった。
 国家公務員は法律で身分を保障されており、退職勧奨に強制力はない。古賀氏は辞職しない意向を通告しているので当分、身分は中ぶらりんの状態が続く。
 古賀氏の肩たたき問題が示しているのは、民主党政権が霞が関をどう改革し、そのために有能な官僚をどう活用しようとしているのか、さっぱり見えない点だ。
 脱官僚と政治主導こそが政権の出発点だった。仙谷由人氏は一時、古賀氏を補佐官に起用しようとしたが、発令直前に断念してしまう。菅直人政権は今国会に公務員制度改革や公務員給与削減の法案を提出しながら、審議入りもせず先送りの方針だ。
 そもそも民主党は退職勧奨こそ天下りの元凶と言っていた。そうではなく、本当は官僚の能力・実績をどう評価し、適正に処遇するか。それによって官民の人材交流をどう活発にするか、が真の問題だったはずだ。
 そうした根本の議論を避けただけでなく、自分たちが厳しく批判してきた「肩たたき」という不透明な手段で古賀氏を退職に追い込もうとしている。まったく本末転倒と言わざるを得ない。
 海江田経産相に再考を求める。

 あんこさんがUPしてくれた「超人大陸」の次の動画(古賀氏が語る『原発震災を防げなかった本当の理由』)も必見ですね・・・と思ったら、プレビューで終わりか・・・ニワトリさんには、経済産業省がこんなことをやっていると「告発」することしかできないけれど、古賀さん、負けないで!


原発三兄弟

2011-07-11 23:15:00 | 独り言&拾いもの

 震災から4ヶ月経過した今日7月11日、政府が統一見解として発表した「ストレステスト」なるものは、まだその内容並びに期間が具体化されていないが、テストをする人が、情報隠しと情報操作に奔走している「電力会社」で(あくまでもテストを受ける立場だが、自分で自分をテストするのだから・・・)、それが妥当かどうかを調べるのが、国民のコンセンサスを得ずに原子炉の再稼動に奔走した経済産業省直属の「原子力安全・保安院」と、「安全」に関して全く機能していなかったことが今回の事故で明らかになった「原子力安全委員会」では、まるでお話にならない。

 原子炉の再稼動に関して、ひと昔前に流行った「だんご三兄弟」ならぬ原子力ムラの「原発三兄弟」に任せていたら、全ての原子炉が再稼動するだけの話だ。現に、先週のNHK特番にパネリストとして参加した原子力安全委員の奈良林さんは、原子炉の寿命について、原子炉の老化は人間の老化と全く異なり配管など付帯設備を交換すれば新品と同じになる、と主張。幾らでも運転期間を延長できることを示唆していた。「二度と造ってはならない」と訴える元プラント設計者を冷笑しながら、今回の事故をチェルノブイリと比較されると「チェルノブイリとフクシマは違う」と、むきになって専門用語で反論する大人気なさも見せてくれた。

 原子力安全委員会がいかに無能な組織だったかは、今では小学生ですら「原子炉を安全に止めるには冷やすしかなく、冷やすには電気が必要」なことを知っているのに、「全電源喪失の事態は考慮しなくて良い」としていたその一点だけで明らかだ。これだけの事故を引き起こしておいて「世界一安全な原発を造る」と臆面もなく口にすることのできる人が、すなわち原子力安全委員なのである。
 今回のやり方でストレステストを実施するなら、「原子力安全・保安院」は人心を新たにする必要があり、判定する「原子力委員会」もメンバーの総取替えが前提条件だ。もちろん、委員会の中にに推進派の人がいて構わないが、今まで冷や飯を食わされていた科学者&技術者も同数いなければ公平・公正とは言えない。


『NHKスペシャル ~徹底討論どうする原発』を見て・・・

2011-07-10 11:50:00 | 独り言&拾いもの

 多くの方がご覧になったと思います。最初に「この先原発がどうなるか(原発をどうすべきか)」5人のパネリストが意見を述べました。
 元原子力プラント設計技術者の後藤正志さんが掲げた「即時停止」に込められた悲痛で切実な訴えに心を動かされましたが、停止中の原発の再稼動を全て停めることはできないでしょう。玄海原発で言えば、危険な1号機は廃炉、老朽化した2号も停止。3号機のプルサーマル運転は認めない、でいいと思います。
 でも現実問題として、原子力安全委員会委員の奈良林さんが言うように「事故の教訓を生かし英知を結集して世界一安全な原子炉を造る」のも、自治体が手を挙げてくれないので事実上不可能だと思います。
 となれば、老朽化した原発から順番に廃炉になっていくことは避けられず、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さんが提示した「2020年自然消滅」は無理かもしれないけれど、いずれ原発はなくなるし、最後の原始の火が消える日が2050年になったとしても、その頃には再生可能エネルギーが相当伸びているでしょう。「自然消滅」が最も理に適っていて、なおかつ現実的なシナリオだと思いました。

 討論会に参加したパネリストは、政府関係者(原発事故担当大臣)一名、「脱原発」三名、「現状維持」一名、「原発も選択肢として残すべき」一名で、若干バランスを欠いていたかもしれませんが、「脱原発」の圧勝に近い内容でした。
 それにしても改めて感じたのは、斑目春樹委員長をトップとする原子力安全委員会が、原子力エネルギーを使用する側に対して本来だったらブレーキの役目を果たさなければならないのに、原子力安全・保安院と同じように、原子力政策を推進させるアクセルに過ぎないことでした。
 日本をジェット機に例えて「原子力エンジンが停まってしまうと失速してしまう、日本経済が停滞し国際競争力も低下する、企業が海外にシフトして産業の空洞化が起こる」、手垢がついた「太陽光&風力発電は不安定エネルギー」、挙句の果てに「電力不足で大規模停電が起きたら、病院が困る。交通事故も起きる。仮に死者が出たらどう責任をとるのか、今回の事故ではで死者は出ていない」などなど、ニワトリさんでも容易に反論できる破綻したロジックをお経のように繰り返す人が「原子力安全委員」なのだから、かなり問題です。
(危険極まりない高速増殖炉について言及し即座に否定されていた)
 原子力安全・保安院を経済産業省から切り離して再編するだけでは不十分で、この委員会も一度解体しなければなりません。

 特番でも(少しだけ)取り上げられていたのですが、原子力発電の真の問題は「発電所の安全」ではありません。発電後に生じる「高濃度放射性廃棄物」を半永久的に管理しなければならないことです。
 日本では最終処分場すら決まっていませんが、フィンランドでは何億年も動かないと言われている地下500mの地層に「オンカロ」と呼ばれる最終処分場を造り、そこで10万年の長きにわたって廃棄物を封印するプロジェクトがスタートしています。
(それについては、ドキュメンタリー映画『100,000万年後の安全』をご覧になるのが一番かな?)
 原子力発電所は、事故が起きるたびにそれ以前よりは安全になっていくでしょう。私はこれだけで容認できませんが、どんなに安全に発電を行えるようになったところで「後世に負の遺産を残していく装置」であることが分かった以上、認めることはもはやできません。既に大量の廃棄物が施設内に保管されており、原発がなくなってもこれらの廃棄物が消えてくれはしないのですが、発生装置を一刻も早く消滅させることが何より重要だと考えます。英知は代替えエネルギーに注ぐべきです。来月の討論会も、大いに期待します。


許されない「やらせ」・・・

2011-07-09 01:17:00 | 独り言&拾いもの

 一昨日(木曜日)の話だけど、長~い勤務から帰宅すると、「玄海原発」を巡って二転三転の事件が起こっていた。とりあえず再稼動が回避されたことから、結果オーライな部分もあるのだけれど、本当はそれではいけない。
 それにしても、九州電力の「やらせメール」事件・・・。そもそもニワトリさんは、国が選んだ七人の侍(住民)が経済産業省の原子力安全・保安院4名と御用学者に質問するという「玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民説明番組」そのものが停止中の原子炉を再稼動させるための「やらせ」だと思っていただけに、「おとなしくしていれば再稼動できたところを、つまらない工作をして自ら墓穴を掘るとは馬鹿だね~」と、九州電力のオウンゴールに歓声をあげたのだが、彼らが今回初めてこのような対応をしたわけではないことに思い当たると、次第に腹が立ってきた。

 これまでも、メールに記されていたように「万難を排してその対応にあたって」きたのだが、口頭で指示が出ていたこともあって、今回のような「事件」にまで至らなかったのだろう。
 それ以前に、原発の町で原発に異を唱える人が暮らしていけるとは考えられず、それが県レベルに拡大された場合でも、「原発の必要性」を「安全神話」とセットで電力会社&政府から言われ続けていれば、よほどの天邪鬼でない限り反対できない。だから例えば、「玄海原発3号機が日本初のプルサーマル運転を行うことの是非」が住民に問われた際に、九電&協力会社の人々が住民になり代わって賛成票を投じていたところで大勢に影響はなく、「問題」にもならなかった。
 だが福島第一の事故を受けて、原発の「安全神話」が虚構だったことが白日の下に晒されてしまい、それどころか色々なことがわかってきて「原発の必要性」すら揺らいでいる状況になっている。にもかかわらず、国&経済産業省は再稼動へ向けて動き出していた。
 こういうときは頭を下げたまま大人しくしているのが得策で、もしも「やらせ」が発覚したら全てが台無しになってしまう。九州電力は、今までと同じやり方を踏襲して梯子を自ら外してしまったのである。
 この種の「やらせ」は、許されないことではあるが、大型公共事業の「説明会」などで日常茶飯事的に行われている。「説明会」を行うよう法律上義務付けられているに過ぎない場合が殆どで、事業を進めたい側が主催する「説明会」なのだから、中立公平性があると考えること自体がナンセンスではないかと思う。だから行うべきは「説明会」ではなく、徹底した「討論会」だ。

 「やらせ」といえば、3月17日に自衛隊のヘリコプターが行った福島第一原子力発電所の3号機に対する上空からの放水作業も「やらせ」だった。
 その日の朝から高圧放水車による地上からの放水作業が予定されていたにもかかわらず、上空からの放水作業を先に行うよう急遽政府通達が出されたのだが、優先させた理由が何とまあ!「見栄えがいいから」。
 原発事故を憂慮するアメリカ政府に対して、真剣に取り組んでいることをアピールするパフォーマンスに過ぎなかったのだ。1000トンを超える冷却水が蒸発して使用済核燃料がむき出しになったプールに対して、ヘリコプターが投下した水は合計40トン。映像を見る限り、投下した水全てがプールに届いたとは思えない。
 放射線量の非常に高い場所で任務を遂行するだけでも決死の覚悟を要するのに、見えない目標に向けて「水の爆弾」を投下しなければならない。見事にやり遂げた自衛隊員には心から敬意を表する。
 だがこの後、消防庁のハイパーレスキュー隊が空になった燃料プールめがけて14時間放水を行い、2430トンの水をかけることができたのだから、当初の予定どおり朝から放水していたらどれだけ被害を拡大せずに済んだのか?考えてしまう。
 この作戦は、防衛省の方から「自衛隊の活躍を国民に印象付ける」ために申し出たとも言われていて、そうだとすれば防衛省が「玉砕」や「特攻」を奨励した史上最低の陸海軍と本質的には何ら変わっていないことを意味している。どこの国であろうと、兵士は使い捨てにされてしまうものだが、激しい憤りを覚えた。
 唐突に出てきた「ストレステスト」が、原子炉を再稼動させるための「やらせ」ではないことを願う。


人間失格 ~松本龍復興対策担当大臣

2011-07-05 09:39:39 | 独り言&拾いもの


 日、月曜日にかけて長~い勤務を終えて自宅に戻ると、驚くべきニュースが飛び込んできた。もう知らない人はいないと思うけれど、松本復興相の傍若無人な言動である。この政権から何が飛び出して来ようが驚きはしないが、怒りで体が震えた。こいつは自分を何様だと思っているのだ?
(ちなみに、8億円近い資産をお持ちの三代目お坊ちゃま)

 報道のあり方にも疑問がある。最近ニワトリさんは井上あさひさんの「ニュース9」を必ず見るようになったが(月曜日は徹夜明けで見ていたのでかなり眠かったけど)、彼の一連の言動を全て電波に乗せるのは無理かつ無意味だとしても、最後の恫喝=「この件はオフレコです。いいですか、皆さん。書いたらその社は終わりだから」を省いたのはなぜだろう。もっと怒ってもいいのでは?
(この会談自体がテレビカメラで放映されていることを忘れている?ほど頭に血が上っていたのはマヌケとしか言いようがないが・・・)

 (後の会見で言い返していたが)最低男に対して、岩手県知事も宮城県知事も、なぜここまで下手に出ているのだろうか?(大人だから? いや、やはりお金をもらう立場だからだろう)
 そもそも、応援メッセージが書き込まれたサッカーボールをポンと蹴って相手に渡すという信じがたい映像を見ただけで「この人は狂っている」と思ったが、蹴られたボール(サッカーボールは蹴るものだが、この場面で応援メッセージの書かれたボールを蹴ることは、被災者と書いた人を足蹴にしているも同然だ)を苦笑いしながらもありがたく受け取る岩手県知事に、国と地方自治体の上下関係を見てしまった。
(決して好きな人物ではないが、これが東京都知事&大阪府知事だったら、その場で激高しただろう)
 事前の打ち合わせで、この人物は高飛車なので謙って接しなければならないと申し合わせていた? 皇帝に接見しているかのような卑屈な態度と気の配りように、呆れると同時に怒りを覚えた。「~大臣」を迎えるときの地方自治体は、いつもこのように謙っているのだろうか。嫌な気持ちが強くなる。
 
 知事との会談が始まると、「(俺は)九州の人間だから東北の何市がどこの県だかわからない」「あれが欲しいこれが欲しいはダメだぞ。知恵を出したところは助けるけど、出さないやつは助けない。それぐらいの気持ちを持って」などなど、正しく自分を「オレ様」だと思い込んでるニンゲンしか口にしない暴言を連発した。 
 高飛車に言い放ってから宮城県知事を訪ねる。「オレ様」は1分間待たされたことが不快だった。「(向こうが)先に待っているのが筋じゃないか・・・」とブチ切れ、入室した知事が握手を求めると(還暦を迎えたいい大人が)駄々っ子のようにそれを拒絶。それだけでは腹の虫が治まらず、いよいよ高飛車な態度に出る。
「(水産特区について)県でコンセンサスを得ろよ。そうしないと我々はなにもしないぞ。ちゃんとやれ」
 さらに、「今、後から入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってから呼べ、いいか」と叱責&説教。そして最後の最後に「今の話はオフレコだからな」と、関係者&報道陣を恫喝した。
 こちらもひと言、「いいかよく聞け、お前は【お客さん】ではない。勘違いするな。60年間も生きて、人生からいったい何を学んたのだ!」

 人間性がはっきりわかる、という意味ではタイムリーだった。こんな人間を復興相に任命した民主党には「本当に人材がいない」ことがよくわかったし、この発言後に即刻解任できない管首相や執行部には「仏の顔も三度まで」(我慢したのは三度じゃないけど)で、三下り半を突きつける。
 遅かれ早かれ辞任せざる得ないと思うが、人間失格と言ってよい「オレ様」が復興相だなんて、史上最悪の冗談だ(悪い冗談ばかりだが)。弁明の機会など与える必要はない(大臣のように強圧的に言っているのではなく、弁明&釈明しようがない話だ)。一分一秒でも早く辞めてもらおうではないか!

【追記】
 22時に帰宅して、録画した『ニュース9』を見ました。辞任しましたが、「辞任の理由は言えない」と言い張り、ここでも逆ギレ。最後までみっともない辞め方でした。腹を切るならもう少しかっこ良く切れよ!
 それから、サッカーボールの件ですが、応援メッセージが書かれたボールを持っていったのではなく、これからキックオフだぞという、意気込みというか、なぞ賭けというか、洒落というか、自分のサイン入りのボールを蹴って見せた、まあ自作自演の行動だったんですね。変わったパフォーマンスではあるけれど、この件に関してはニワトリさんが勘違いしていたので訂正します。それにしてもやっぱり異常だよね・・・。その人を慰留した首相と一緒にお遍路にでも行っておいで~♪
 


ニワトリ怒りの鉄拳

2011-07-01 01:00:00 | 独り言&拾いもの

 金曜日は渋谷のアップリンクで『セヴァンの地球のなおし方』と『100,000年後の安全』を見て、夜にはピアニストの上村容子さんらのトリオ『十五夜』のライブに出かけるのでサクサクと書くことにするけれど、東京電力の清水正孝社長(一番大事なときに病院へ逃げ込んだネズミ男)は、このたびの原子力人災の引率責任をとって代表取締役を辞することになったが、福耳の枝野官房長官に「私にも老後の生活がありますから」と呟いて、退職金5億円と役員報酬9千万円を有難く頂戴することにしたそうだ。

 ニワトリさんの目下の関心は、「ニュース9」の井上あさひアナ&徐子柵さんと、政府が再稼動を促している玄海原子力発電所だった。玄海原子力発電所の1&2号機は事故を起こした福島第一原子力発電所の原子炉と同じくらい老朽化していて、比較的新しい3号機は福島第一3号機と同じようにプルトニウムの混じったMOX燃料による「プルサーマル」運転を行なっている。この発電所のどこが「安全」なのだろう?
 4基ある原子炉の2基が引退間近で、1基が危険なプルサーマル運転をしているということは、本来ならば真っ先に運転停止してもよい原子力発電所だ。なのに、なぜ?
 経済産業省は実に巧妙だ。他の発電所よりも危険度の高い発電所に「安全」のお墨付きを出したのは、全国に先駆けて玄海原子力発電所の原子炉が再稼動すれば(調整運転をしているということは実質稼動しているのだが)、日本の全ての原子力発電所の原子炉が再稼動しても何ら問題はない、と宣言したも同然になる。

 ところで、4月の電気料金から「太陽光促進付加金」という項目が従来の電気料金に上乗せされられていることにお気づきだろうか?
 「太陽光促進付加金」は、一般家庭が太陽光発電などで作った電力の余剰分を電力会社が買い取る制度が始まったことに伴い、その買い取りにかかる費用を電力使用量に応じて利用者に転嫁するものだ。つまり東京電力は、身銭を切って電力を買い取っていないのである。
 経済産業省は、「これ以上『脱原発』を口にすれば電気料金が上がりますよ、それでもいいのですか?」という脅し文句を口にするようになったが、燃料費高騰の名目で電気料金はすでに上がっている。
 そもそも電気料金とは、発電所の建設費や人件費、燃料費など全ての費用に一定の利益を乗せる「総括原価方式」という特殊な計算式で定められていて、電力会社は絶対に損をしない仕組みになっている。
 さらに電気料金には、各家庭がどれくらい負担しているのかわからない「電源開発税」が課せられている。
 本年度予算だと、3640億円の「電源開発税」が計上されており、標準家庭で年間1200円程度の「電源開発税」を払っている計算だ。
 実は、この「電源開発税」の大半が、原子力発電所のある自治体へ立地に対する見返りとして交付されていたのだ。

 ニワトリさんは、この仕組みに感心するあまり「怒り」をどこかに置き忘れてしまったが、電気料金が現在の計算式で定められている限り、東京電力は賠償金を払うために電気料金を値上げすることも可能だ。国民が全員「痛み」を分かち合うために(所得税で来るのか消費税で来るのか)「復興税」を徴収され、燃料費高騰につき、太陽光など自然エネルギー買取のため、賠償負担金を拠出するため「電気料金」が上がり、「電源開発税」も今までどおりしっかり納める・・・となると、やらずぶったぐりもいいところだ。せめて清水君たちには、退職金&報酬をあきらめてもらいたい。私にも老後があるので・・・。
 トーンが若干下がりましたが、本当は『ドラゴン怒りの鉄拳』のブルース・リーのように、居並ぶ警官隊の前で「アチョ~~~」とジャンプ一閃、巨悪(背後に君臨する会長の勝俣)を討つ!ぐらいの怒りを覚えてます。
 あっ、もう寝ないと・・・。


年寄りの冷や水?

2011-06-20 23:33:00 | 独り言&拾いもの


 職場の同僚が『にわとりトシ子~』を読んでいるとは思わないので書いてしまいますが、年に一度の社内研修(隔月研修その他研修を随時行なっています)が土日に執り行われ、日曜日は2チームに分かれて河川敷でソフトボールをしました。
 10時に集合して、ボールやバットを触ったことのない人たちのためにルールを説明、その後河川敷に移動して昼食。グラウンドを使えるのが16時からなので、それまで開いてる場所を使ってウォーミングアップ。16時から1時間半試合をするというものでした。
 ニワトリさんは野球少年で、高校時代は野球部に入るつもりだったのですが、その当時野球部はなく!代わりにというわけでもないのですがラグビー部に入りました。大学時代は中学&高校時代の友人と野球チームを結成し、日曜日になると早朝から集まって草野球を楽しんでいましたが、いつしか自然解散してしまいました。グラブをはめ、バットを握るのは実に20年ぶりになります。

 それでも、ひとたびボールを手にすると、大学時代どころか野球少年に戻ってしまい(試合中にそのような野次というか声援を頂きました)、「キャッチボールに付き合ってくれる?」と声をかけてくれた同僚に、「よしきた」と立ち上がってから、ほとんど休憩も取らずに動き回り、皆もまた試合が始まるまでに二試合分は体を動かしていて(最後は実戦形式で1時間!も練習)、「これからさらに試合をするの?」といった雰囲気になっていたのですが、いざ試合が始まるとたちまち夢中になってしまい、7イニングのフルゲームを戦ってしまいました。

「いい年こいて、大人げなく張り切りすぎた。全然成長していない、年齢を考えろ」と、筋肉痛が教えてくれているのかもしれません。試合が始まった頃から腿のあたりが痛いなあとは思ったのですが、試合が終わる頃には、肘と手のひらを擦りむいているし、膝小僧にいつも赤チンを塗っていた小学生時代と何ら変わらない有様になっていました。それでも、明日(つまり今日だけど)は雨が降らなそうなので、アマガエル君を発進させて上総中山まで行き、「いすみ鉄道」に乗るつもりでした。
 朝3時過ぎに目が覚めたら、体が全く動きません。半世紀生きてしまったオジサンが二十代の若者たちと一緒になって体を動かし、いや彼ら以上にボールを追いかけ走った当然の結果?です。ベッドから降りるのも一苦労で(ベッドの高さが1m30cmくらいあり乗降に梯子を使う)、膝を曲げるのが辛く、手すりにつかまらないと階段も降りられない体たらく。この状態でバイクに乗るのは無理だと思い、自分のアホさ加減を嘆きつつ今日一日は殆どベッドの上で寝てばかりいました(あんこさんのおかげで、「自然エネルギーに関するオープン懇談会」を見ることができたけど)。

「バカにつける薬はない」というか、30代のときに何を考えたのか大晦日から元日にかけてハーフマラソンに挑戦し(大会があったわけでなく、7kmのコースを三周しようと勝手に決めた)、二周目の途中から足が猛烈に痛み出したのに我慢して完走してしまい(3時間半かかった)、その結果文字どおり「寝正月」になったことがあります。「寝正月」といえば、今から10年前に父と正月を奈良で過ごしたとき、歩きすぎて両足首を痛め、帰宅後「寝正月」になりました(同じ距離を歩いた父はなんともなかったのに・・・)。
 とはいえ、去年の山登りも軽い筋肉痛で済んだし、今年の山中湖マラソンも何ともなかったので、ソフトボールぐらいでこんなことになるとは思いもしませんでした。万歩計は23000歩を数えており、運動量を考えると「年寄りの冷や水」だったと言われても仕方がないのかなあ~。
 でも、私は非常に悔しい! 「老いの木登り」「年寄りの力自慢」と言われてもいいから、体を鍛え直します。歩いているだけじゃダメなこともわかりました。筋肉をもっと使わないと・・・やっぱり、スポーツが必要です。野球かラグビー(もしくは武道)、やりたいなあ~。とりあえず、これを書き終えたら、今日は2000歩程度しか歩いてないので、「年寄りの夜歩き」でも行ってこようかな? 


情けない話

2011-06-14 09:37:09 | 独り言&拾いもの

 細切れに寝てはいたけれど、9 TO 5(8時間じゃなくて、32時間後の午後5時)の長~い一日が終わって、さすがに疲れた感じもしたのですが、気になっていた植物の名前が二つとも分かったので、早起きして出かけるつもりで就寝しました。首尾よく朝5時前に目が覚め、WHITE PENをたすき掛けにして自転車で一走りして花の写真を撮ってきました。気持ち良い朝のひと時を過ごし、家に戻ったのが7時10分前。NHKの「おはよう日本」を見ながら朝食を取りました。

 トップニュースは海外から。 原子力発電所の再開をめぐるイタリアの国民投票は94.5%という圧倒的多数の人々が反対を表明し(投票率57%で国民投票が成立)、ベルルスコーニ首相も「イタリアは原発にさよならを言わねばばらない」と敗北宣言をしたことが伝えられました。
 ドイツ&スイスに続いてイタリアも・・・かつての同盟国が揃って脱原発に向かったのに、当事者である日本は偽りの電力不足を理由に原発に依存するのか・・・そんな思いが頭をよぎったけれど一歩前進であることは間違いありません。ところが次のニュースが、イタリアの決定に水を差すかのように「定期検査の再稼動が出来ず国内全ての原発が停止すると、電気料金が毎月1000円値上げになる」とのこと。
 誰がそのような試算をしたのかわかりませんが、「余計にかかった調達コストを全て電気料金に反映すれば」という但し書きがついての話であり、仮にそうなっても一向に構わないと考えているニワトリさんは(産業界は電気料金値上げは経済に打撃を与えると大反対しているわけだが)、今さら驚きはしないけれど「NHKの正体見たり」な気分になり、電力不足の次は電気料金で攻めてきたか、と笑ってしまいました。
 しばらくして(恒例の)世論調査の結果が報じられ、「原発を減らすべきだと考える人々が47%になりました」とアナウンサーが原稿を読みました。この部分だけ聞いていると「過半数の国民が原発存続を望んでいる」と解釈したくなりますが、グラフを見れば「全廃すべきだ」と考えている人が18%おり、ということは「65%の人々が現状維持はダメ」と答えているのに、それについては触れないのは誰かに配慮しているのでしょうか? NHKのアナウンサーには好きな人が多く、ドキュメンタリーなど質の高い番組をたくさん制作しているのだから、もう少し頑張ってほしいなあ~。

 日本経済新聞によれば、イタリアの決定もどこ吹く風といった様相で、イタリアが原発大国のフランスから電気を買っている事実(7%の電力)を強調し、「欧州の原発依存変わらずイタリアの脱原発」というスゴイ見出しでした。この新聞社は、「現在停止中の原子力発電所の再稼動が最も重要」と主張しており、その意味では意志を貫いた報道ではあるのですが、ある事実に対して「どんな言い方もできる」好例ですね。


補足

2011-06-13 23:53:00 | 独り言&拾いもの

 記事をUPしてから何度も何度も添削して申し訳ありません。村上春樹さんのスピーチに、もう少し補足させてください。
 村上さんは、話を単純化するために、日本人の被爆体験について「広島&長崎」と「福島」を挙げましたが、日常的に被爆している原発労働者の問題については触れないにしても、ビキニ環礁で行われた水爆実験で被爆した「第五福竜丸事件」と、1999年に起きた「東海村JOC臨界事故」についてはひと言述べるべきではなかったかと思います。
 ニワトリさんにしても、「第五福竜丸のときはまだ生まれていなかった」との言い訳ができるかもしれないけれど、「東海村」の事故を全く無視してしまったことに関して「自らを告発しなければならない」でしょう。今では、大量の放射線を浴びた二名がどのように死に至ったかインターネットで検索できますが、本当に恐ろしい話です。
 日本だけでも「広島&長崎」「第五福竜丸」「東海村」の惨劇があり、その間に「チェルノブイリ」があり、劣化ウラン弾(爆弾)の問題もあったのに、原子力発電を容認していたのは痛恨の極みです(本当に間抜けなことに「オール電化」がエコだと思った時期もある・・・)。


村上春樹さんのスピーチから

2011-06-12 00:00:00 | 独り言&拾いもの


 Angela あんこさんがいち早くブログに貼ってくれましたが、ニワトリさんも村上春樹さんのスピーチの要旨を貼らせていただきます。

 一、東日本大震災で全ての日本人は激しいショックを受けた。今なおたじろぎ、無力感を抱いている。
 一、だが、われわれは精神を再編成し、復興に向けて立ち上がっていくだろう。われわれはそうやって長い歴史を生き抜いてきた。
 一、日本は唯一核爆弾を投下された国だ。放射能が世界や人間の身にどれほど深い傷痕を残すか、われわれは被爆者の犠牲の上に学んだ。
 一、福島第1原発事故は日本人が体験する2度目の大きな核の被害だが、今回は爆弾を落とされたわけではない。自らの手で過ちを犯した。
 一、理由は「効率」だ。原子炉は効率が良い発電システムだと電力会社が主張し、政府も国策として推進した。
 一、地震国の日本は世界第3の原発大国となり、原発に疑問を呈する人には「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られた。
 一、だが原発は今、無残な状態に陥った。原発推進派の「現実」とは「便宜」にすぎなかった。論理をすり替えていたのだ。
 一、(福島事故は)すり替えを許してきた日本人の倫理と規範の敗北でもある。われわれは自らも告発しなければならない。
 一、日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。技術力を結集し、持てる叡智(えいち)を結集し、社会資本を注ぎ込み、原発に代わる有効なエネルギー開発を国家レベルで追求すべきだった。それが、広島、長崎の犠牲者に対する、集合的責任の取り方となったはずだ。
 一、損なわれた倫理や規範は簡単に修復できないが、それはわれわれ全員の仕事だ。新しい倫理や規範と、新しい言葉を連結させなくてはならない。
 一、夢を見ることを恐れてはならない。「効率」や「便宜」という名前を持つ災厄の犬たちに追い付かせてはならない。われわれは力強い足取りで前に進んでいく「非現実的な夢想家」でなくてはならない。

 全文も様々なところで読むことができますので、是非お読みください。


 震災から3ヶ月・・・被災地では、まだ時計の針は止まったままです。村上さんの言われるように、私も無力感を抱いています。その中で日々をどう生きていこうか模索している段階です。
 村上さんのスピーチでもっとも共感したところは、広島&長崎を経験した我々日本人は核に対して「ノー」を叫び続けることだった、という部分です。本当に後悔しています。
 ただ一つだけ異論を言わせてもらうと、私も「効率」や「便宜」という言葉が大嫌いですが、原子力発電所が雨後のタケノコのように次々建てられたのは、原子炉は効率の良い発電システムだと主張する電力会社に国が相乗りしただけではないと思います。
 長年被爆治療に携わり、低線量放射線による内部被爆の危険性を訴え続けている肥田舜太郎医師によれば、日本の原子力政策はアメリカの原子力政策に基づいて推し進められてきたもので、アメリカの原子力産業は、ひとたび使用されてしまえばそのときだけでなく数十年を経過してもなお被害を及ぼす大量破壊兵器としての核兵器を製造する以外に、原子力を平和利用の目的でビジネスとして民間に利用できないか考え、その結果「原子力発電」を民間事業として広く推進し、パッケージごと日本に積極的に売り込んできた経緯があって、彼らにとって都合の悪い被爆資料は全て封印され、彼らに異を唱える科学者や医師は徹底的に排除された、と発言されています(日本側で、「原子力発電」に飛びついたのは核武装論者の中曽根康弘氏と、読売巨人軍のオーナーでもあった故正力松太郎氏。中曽根氏は今も「原発を絶対後退させてはならない」と主張)。
 高度な軍事技術は、一定の期間が経つと民間にフィードバックされます。最近だと、携帯電話とかGPSがそうですね(今回は役に立ちませんでしたが、震災ロボットも!)。問題は、携帯電話で使用される電波も「直ちに健康への影響はない」そうですが、原子力発電所で使用されるウランやプルトニウムが実に危険で有害な物質だったことです。にもかかわらず、地震大国の日本に54基もの原子力発電所を建設し、なおも建てようとしていた(とりあえず過去形)理由は、村上さんの言うように「効率」だけではなく「外圧」もあったのではないでしょうか?
 「外圧」以上に大きな理由は、それによって莫大な利益を手にする人々(「原子力ムラ」と呼ばれています)がいることでしょう。「利権」のため採算を度外視して造ったものといえば、諫早湾の河口堰、呆れた数の地方空港、(その後どうなったのか?)八ツ場ダムなど枚挙にいとまがありませんが、原子力発電所の建設も大型公共事業の一つだったと考えれば、その無残な結果も含めて容易に理解できます。
 原子物理学者の(村上さんの言葉を借りれば)「非現実的な夢想」を国が全面的に後押ししたことも理由の一つでしょう。核融合は言うに及ばす、高速増殖炉やMOX燃料による核リサイクルなど、確かに実現できれば素晴らしいことかもしれませんが、通常の原子力発電より危険性が高く、それだけリスクを背負っても10万年管理しなければならない核廃棄物の問題は解決できないのだから、これ以上マッドサイエンティストたちの戯言に貸す耳(とお金)はないはずですが・・・。
 最後にもう一点あげると、この国には「核兵器」を持ちたくてたまらない人々がいるということです。その人たちの悲願というか「非現実的な夢想」を実現するために、すでに大量のプルトニウムを所有しています。

 他にも色々あるかもしれませんが、「効率」「エネルギーの自給化」「利権(に群がる人々)=独占企業である電力会社と族議員+官僚。大企業(東芝、日立製作所、三菱重工業がプラントを建設)そしてマスコミ」「核兵器への転用」のために、核兵器の直接的な犠牲者と過去現在未来に至る被爆者を無視して、原子力政策が進められてきたことは間違いありません。私に言わせれば、これほど深刻な事態を引き起こしても原子力政策を今までどおり続けると主張する人々の方が「非現実的な夢想家」であり(広島&長崎以後も徹底抗戦を主張した大本営と同じ)、それに対して我々は「現実的な夢想家」として今こそ「ノー」と発言しなければならないと思います。村上さんの言われるように、広島&長崎の犠牲者のために。それから全ての原発事故の犠牲者と被災者のために。そして地球の未来のために。
 ところが先日、国は今までどおり原子力政策を最も重要な施策と位置づけました。さらに驚いたのは、被災地の復旧が進まない中、49名の超党派の議員による「地下式原子力発電所政策推進議連」なる組織が発足!したことです。事務局長の山本拓氏によれば、「原発の新規立地を進めるなら地下も必要」とのことですが、提示された地下式原発の平面図と断面図は子供の空想科学に近い内容で、政治家ならばこのような「非現実的夢想」に熱意を傾けるよりも、自然エネルギーに熱意を振り向けるとオマケがあるなど新たな「利権」を捻出してお金の流れを変えさせるべきでしょう。彼らには原子力発電所のない日本は全く想像できないようで、これが原発族議員の最後の悪あがきだとすれば笑って終わりですが・・・。
 被災地の復旧をまるで考えていない(と思われても仕方ないでしょう)「地下式原子力発電所推進議連」の主な顔ぶれは以下の通りです。会長=平沼赳夫。顧問=鳩山由紀夫、羽田孜、石井一、渡部恒三、谷垣禎一、森喜朗、安部普三、山本有二、亀井静香。小沢一郎に極めて近い西岡武夫、山岡賢次、松木謙公らも名を連ねています。「地下式~」の顔ぶれを見ると、「管降ろし」の面々と見事にダブりますね!

 「原発事故」関連のスクラップブック、早くも5冊目に入りました。東京新聞の追跡取材のおかげで私も勉強を続けています。原発に限らず、訳の分からない公共事業に、利益と効率しか考慮しない企業や株主(ファンド)にも、大多数である我々が声を上げなければならない、と思いました。
 最後はマイケル・ムーア監督になってしまいましたが、同じ春樹でも「斑目春樹」君は本当に最低最悪の人物でした。先の「NHKスペシャル」でも、彼の無責任極まりない発言に憤りを感じた人がたくさんいたそうです。「ここで退いたら末代までの名折れになる」とのことですが、「可能性はゼロではないということは、(可能性は)ゼロということと同じ」発言一つで、子供からもバカにされていますよ~♪ 天国の植木等も、こんな無責任男は許さない?