素人、考古学・古生物学を学ぶ

人類の起源・進化・移動や太古の昔、日本に棲んでいたゾウ類にも関心があり、素人の目線で考えてみます。

人種とは・日本人の昔を探る(1):中本博皓

2020年05月27日 09時45分28秒 | 人種とは・日本人の昔を探る

人種とは・日本人の昔を探る(1)

 

  このテーマをはじめるにあたって ー免疫力と人種の関係、新型コロナウイルス、素人の戯言ー(その1)

       

 昨今のウイルス騒動、まだまだ、しばらくの間用心に用心を重ねることが必要です。ウイルスと言いますと、いまでは新型コロナウイルス(COVID-19)のことだと思うかも知れませんが、必ずしもそうではありません。

 もう何十年も昔のことですが、わたしは、ジャガイモのウイルス病と言うのが大変厄介だったのを覚えています。ジャガイモのウイルス性モザイク病と言いましても、昔は一つのウイルスが悪さしているものと思っていましたが、いまでは6種類のウイルスが見つかっているそうです。何でも進化するものらしいです。

 所帯をもってからのことですが、もう大分時が経つのですが、郊外に住むようになり、農家から少しばかり菜園を借りてジャガイモ、なす、とまと、大根、白菜など食べる分を栽培していました。昔を思い出しながら、休みの日は野菜作りに精を出していました。

 毎年、春植えのジャガイモを50~60㎏ほど収穫していましたが、腹部大動脈瘤の手術をしてからは、楽しみの畑仕事を止めることにしました。

 中でも、ジャガイモ作りは楽しいのですが、ウイルスに罹りますと、葉っぱがくるっと巻いた感じになり、放っておきますと次第に黄色くなり、丸まってきて、やがては下の写真のようになり、枯れてしまいます。

          
          ウイルス病に罹ったジャガイモの葉
        2013042012
      引用先:NPO法人三重スローライフ協会・農業塾 


 また、薯(いも:馬鈴薯)も大きくなりません。昔は、農家が自分のところで収穫した薯から、「種いも」を残しますから、その中にウイルスに感染した薯がありますと、今は「種いも」は消毒した専門のタネ会社から購入しますので、安全です。ウイルス病が発生しますと、畑一面に広がりますので、昔は大変恐ろしい病気だと言われていました。

 学生の頃でしたが、今と違ってアルバイト先も少なかったので、わたしは、「種」鶏場でアルバイトをしていたことがありました。その「種」鶏場を経営していた方は、農学校の獣医の先生を兼務しておられましたので、わたしは、その方を「先生」と呼んでいたのを覚えています。とても顔だちもよく品のいい、言葉遣いも丁寧な先生でした。

 その先生から、鶏とかあひる(家禽類)がウイルスに罹ると、呼吸器とか消化器をやられて全滅し、手が付けられないことになる、と教えてもらいました。常に「種」鶏舎の消毒が大切だと聞いていました。そうした仕事がわたしのアルバイトの内容でした。

  人間だけでなく、作物から家禽そして家畜に至るまで、ウイルスによる疫病があるのだと、改めて知りました。その当時は、ウイルスとは言わずバイラスとか、ビールスとかと呼んでいたように記憶しています。

 そんな経緯があって、わたしは、今回のウイルス騒動には、人一倍恐ろしさを感じています。今回のコロナウイルスの世界的流行は、中国、韓国、そして日本などアジア諸国では、欧米に比較しますと感染者も死亡者も少ない、と言われています。

 手元にある資料(5月20日現在)では、中国が感染者8万2965人、死亡者が4634人、韓国が感染者1万1110人、死亡者263人、日本の感染者は1万6385人、死亡者771人です。人口割で見ますと、韓国が少なく、次が中国、日本の順になります。

 これに対して、米国は、トランプさんが怒っていますように、感染者が152万7723人、死亡者が9万1872人です。わたしは、この数字に驚き、何故だ? と頭に浮かんだ疑問について少し調べて見ました。

 わたしの疑問は、免疫力が人種によって違うのではないか、ということなんです。アフリカ系は免疫力が弱いが、ネアンデルタール人系の欧州人は、免疫力が高いと言うことが、すでに知られているということなのです。

 素人のたわごとに過ぎないのですが、米国は人種のるつぼと言われています。現在、アフリカ系米国人に感染者、死亡者が非常に多いことを考えますと、免疫力と人種とが無関係ではないのではないか、と言う気がするのです。

 ヨーロッパも現在では、アフリカ系フランス人、アフリカ系英国人の割合が多くなっていることも事実です。また、このところ、米国を抜いてブラジルが多変な数の感染者、死亡者を出しています。ブラジルの人種は、アフリカ系ブラジル人の割合が2008年の調査では、非常に多く6.84%(1400万人)占めています。

 その理由は、16世紀から労働力としてアフリカ各地から連れて来られた人の子孫が多いと言うことです。また、18世紀には、ポルトガル領だったアンゴラを中心とするアフリカ中央部や、西アフリカのコスタ・ダ・ミナ(現在のベナン、ナイジェリア)系のブラジル人も多いようです。

 18世紀以降になりますと、アンゴラから約113万4,600人、コスタ・ダ・ミナからは約55万600人が、リオデジャネイロを中心にサルヴァドールなど、ブラジルの港町に多くが住むようになり、ブラジルはアフリカ系ブラジル人が圧倒的に多いようです。ブラジル地理統計院は、5つの人種系統に分類しています。

 その数は大雑把ですが、2008年度総人口2億1000万人に対して、凡そ1億170万人(48.43%)の白人、9200万人(43.8%)のパルドと呼ばれる複数民族(混血等)、1436万人(6.84%)の黒人(Afro-Brazilian)、231万人(1.1%)に及ぶ東アジア系ブラジル人(Asian Brazilian)、58万8000人(0.28%)のアメリカ系先住民が、そしてその他が存在すると言われています。

 日本人などモンゴロイド系人種は免疫力が高いのではないのか、つまり抗体が出来やすい、そんなDNAを有している気がするんです。専門家の先生方の中に、日本人は、感染者の8割が軽症だと言っています。

 日本人の中には、すでに抗体ができている多くの人がいるのでは、と言われている専門家の先生方もおられるようですが、人種の違いを押さえて、しっかりした検証をしていくことが、わたしは正しい対応だと考えています。是非、専門家の先生方には、『抗体と人種の関係』について証明して欲しいと思います。

 わたしは、素人ですから、いろいろ戯言、戯けたことを並べ立てますが、しかし、医系とは全く異分野ですが、科学的に思考する仕事をして来た者として、「ナウマンゾウの絶滅原因を探る」に一区切りつけましたので、ここらで少しばかり、ウイルスの生い立ちを追って、戯言を書いて見たいと考えています。(2020年5月26日執筆)