山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

ヒグラシ

2007年07月17日 | セミ・カメムシ・チャタテムシ類

 台風が去った翌日、ときどき陽は射すのですが曇りがちの天気の中、神社の境内を歩いていてスギの幹にヒグラシが居るのを見付けました。ただ、羽化してから体が色付くのに充分な時間が経っていないようで、まだ緑色でした。

2007年7月16日 京都市西京区大原野

 だいたいセミは夕方に地面から這い出して、明け方には飛び立てるような段取りで羽化を済ませてしまうものとばかり思っていましたが、このセミは少し出遅れてしまったのでしょうか。

 まだ体が固まっていないせいか、側で私がごそごそしていても動けずにいます。こんなところで鳥などに見つかったら一溜まりもありません。しかし完全に色付くまではもう一息です。

 蛻けた後の殻は少し下に有りました。ニイニイゼミほどではありませんが少々泥で汚れていました。


マメコガネ

2007年07月17日 | 甲虫類

 きれいなコガネムシなのですが、いつでもどこにでも居るコガネムシなのでつい他のものに目が行ってしまって、考えてみるとまったく写真を撮っていなかったので、少し撮ってみることにしました。

2007年7月8日 京都市西京区大原野

 何の意味かは分かりませんが、ちょっと揺らしたりすると後ろ脚を立ててしまいます。こうやって体のバランスを取っているのでしょうか。自然な状態に戻るまで少し待ってはみましたがずっとこのままでした。そしてよく見ると背中に写真を撮っている私が写り込んでいました。
 マメコガネというくらいですからマメ類によく来るのでしょうが、イタドリなんかにもよく居ます。色々な花の花びらもよく食べていますし、ヤブカラシの花にもよく居ます。きれいなコガネムシなのですが、人気は今ひとつではないでしょうか。数が多くて珍しさがない、害虫、…これも人間の勝手な価値基準です。


ミカドガガンボ

2007年07月17日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 神社の池の縁を歩いていると、どこに居たのかとても大きなガガンボが飛び出してきました。

2007年7月8日 京都市西京区大原野

 久しぶりに見るミカドガガンボです。大きさはガガンボの中でも日本一なので、でっかさは半端ではありません。しかし、初めて見たときは「でかい!」と思わず声を出してしまうほど大きく感じたのですが、見慣れてくると初めて見たときの印象ほど大きく感じないのは何故でしょう。人間の感覚なんてものは曖昧なものです。