山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

ハヤシノウマオイ

2010年08月29日 | バッタ・カマキリ・ナナフシ類

 やっと朝夕はほんの少しだけ秋の気配がするようになりました。この頃はどうも体がついて行かなくて、夜に出掛けることが多くなりました。おかげでしょっちゅうイノシシの姿を見ます。山の中は相当環境が悪いようです。
 暗い神社の境内を歩いていると、ツィーッ、ツィーッと耳に痛い鳴き声がします。樹の上ではなくてもっと低いところから聞こえます。しかしこの鳴き声はなかなか方向が定まりません。木の葉や樹などに反射して幻聴を聞かされているようです。たいてい虫が鳴いているとこんなもので、居場所がなかなか分からないものです。樹の上にいるものと思い込んでいるせいもあるのですが、結局足元の下草に留まっているのを見付けました。

2010年8月28日 京都市西京区大原野

 ウマオイは畑やら草原に居るのと林に居るのとでは種類が違うそうで、こちらは鳴き声からしてもハヤシノウマオイだと思います。
 馬子の馬追に似た声と言う事らしいのですが、実際の馬追の声とはどんなものなのでしょう。言葉は残っても、その記憶は遠い昔のものとなって、やがては消えていきます。
 


シンジュサン

2010年08月29日 | 蝶・蛾類

 燈籠の灯りに来ていました。

2010年8月28日 京都市西京区大原野

 とても大きくて立派な蛾です。本州に居る蛾とは思えないような、外国の蛾のような印象があります。背の高い燈籠なので、手を伸ばしてノーファインダで何とか撮って来ました。もっと近くで見られたら良かったのですが。