山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

ラクダムシ

2011年05月26日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 このあたりではときどき見かけるのですが、見ようと思ってもなかなか見つかりません。この日はたまたまスギの幹に居るのを見付けました。びっくりしたのか飛ぼうとしたのですが、どうも飛ぶのはあまりうまくないようで、地面に落ちてしまいました。

2011年5月25日 京都市西京区大原野

 幼虫はマツの木に居るそうなのですが、このあたりは松食い虫の被害でほとんどのマツが切られてしまいました。残った僅かなマツの木で細々と暮らしているのでしょう。


ラクダムシ

2010年06月27日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 燈籠に来ていました。灯りに来ていたのかは不明です。

2010年6月19日 京都市西京区大原野

 一見何の仲間か分かりにくいのですが、頭の方を無視して翅の辺りを見ると何となく分かるように思います。幼虫はマツの樹皮下に居て他の昆虫の幼虫を食べて暮らしているようです。しかしこの頃マツの木はとても少なくなっているので、この昆虫もなかなか棲みにくくなっていることでしょう。


コマダラウスバカゲロウの幼虫

2010年04月18日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 ブームはもう去っていますが、つい探してみたくなります。帰りに近所の神社へ寄って、少し探してみました。

2010年4月18日 京都府乙訓郡大山崎町

 相変わらず、探してみるつもりで見ない限りそれとは分かりません。

 ウスバカゲロウの仲間の幼虫は肛門が無くて羽化するときまで糞をしないと聞きましたが、お腹がパンパンになったコマダラウスバカゲロウの幼虫は見たことがないように思います。幼虫の間には、いったいどれほどの食事を取るのか。


ヘビトンボ

2009年08月18日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 今日も天気は良かったのですが、おかげで昼間は強烈な暑さでした。この暑さは、まだまだ続きます。それでも朝は日の出がだいぶ遅くなりました。私の出勤時間はクマゼミの鳴き出す前で、今まではアブラゼミやニイニイゼミが鳴いている程度でしたが、この頃はヒグラシの鳴き声が聞こえます。
 今日も、京都北山へ出掛けたときに出会った一匹です。川縁の草にぶら下がっていました。

2009年8月15日 京都市左京区花背

 電灯などに来ているのを見ることが多いので、こうやって草に留まっているのを見ると、とても新鮮です。 


オオツノトンボ

2009年08月17日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 盆休みの間は出掛けてみると、とても暑くてすぐにへなへなになっていましたが、それなりにいろいろ出会いがありました。少し遠出をしてみると、やはりいつもと違う生き物に出会えて気分的に新鮮でした。うちの近所ではあまり見なくなった生き物にも、ひょいと出会ったりします。
 草はらをうろうろしていたら、ススキの枯れ穂に居るのを見付けました。

2009年8月15日 京都市左京区広河原

 だいたい草地に居るもののようです。見付けたときは、こんなにしっぽを立てていなくて、普通に翅の下に収まっていたのですが、つい穂に手が当たってしまうと、こんなポーズのままになりました。ヘビトンボやウスバカゲロウに近い昆虫ですが、とても毛深いです。


エグリトビケラ

2008年10月02日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 神社の燈籠の灯りに前夜来ていた内の居残り組です。

2008年9月28日 京都市西京区大原野

 一瞬変わった蛾やなぁと思いましたが、よく見るとトビケラでした。よく見かけるトビケラに比べるとかなりでかいです。トビケラやカワゲラの幼虫はは河川にいるものと思いがちですが、このトビケラの幼虫は浅い池などで生活しているそうで、道理で神社の境内に居るわけです。
 ところで、「トビケラ」にしても「カワゲラ」にしても、どうして「虫けら」のようなさげすまれた名前を付けられたのでしょうか。だいたい「ケラ」がさげすまれた虫の代表になっているのがよく分かりません。今ではケラも希少種の仲間入りをしているのですが。


クサカゲロウの幼虫

2008年07月07日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 近所の神社に架かっている橋の手すりを見ていると、何やら小さなゴミの山が歩いています。小さくてどんな昆虫なのか私の目では良く見えません。高倍率で撮ってみると、そこには何とも変わった家を背負った幼虫が居ました。

2008年7月6日 京都府乙訓郡大山崎町

 材料はよく分かりませんが、団子になったものやら何かの切れ端やら、ここまでするかと言いたくなるくらいどんどん積み上げていっています。どうやってくっついているのかも分かりませんが、それよりどうやって積み上げたのでしょう。時間があるものなら、積み上げるところを観察してみたいところなのですが…。


ヘビトンボ

2008年06月27日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 ご存知、孫太郎虫の親分です。公衆トイレの電灯に来ていたらしく、トイレの壁に張り付いていました。

2008年6月18日 大阪府三島郡島本町

 割と可愛い顔をしているのですが、この首(前胸)の関節は柔軟でつかもうとすると鎌首上げて噛みついてくるそうで、それが名前の由来となっているようです。子供が捕まえるのを見たことが有るのですが、首をうまく押さえ込んで捕まえていたので、噛みつかれているところは見たことがありません。私はと言うと噛まれると怖いので、よう触りません。

 写真では分かりませんが、普段目にする昆虫の印象からするとかなりでかいので、初めて見る人は少し驚くかも知れません。
 幼虫の孫太郎虫は子供の疳に効くという話しですが、どうも言い伝えによるもののようで、実際の効用については怪しそうです。