山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

スジチャタテ

2007年07月09日 | セミ・カメムシ・チャタテムシ類

 まだどの集団も幼虫でしたが、やっと一つの集団だけ成虫になっていました。

2007年7月8日 京都市西京区大原野

 ずっとどんな種類の幼虫か分からなかったのですが、何とか図鑑で調べられるようになりました。どうやらスジチャタテと言う種類のようです。

 取りあえずは図鑑にそれらしいのが載ってはいたのですが代表的な数種類が載っている程度なので、スジチャタテらしいとしか今のところは言えないのですが。翅の向こうに透けて見える腹部の模様は幼虫のときのままです。

 成虫になったらすぐにどこかへそれぞれ去って行くものと思っていましたが、生活は幼虫のときといくらも変わっていないようです。しかしその内繁殖のために散り散りになっていくのでしょうけど。こうやって並んでいる顔を見ていると微妙にそれぞれ面相が違うようです。

 見ていると、石の上に生えたコケをむしり取るように食べていました。


チャタテムシの幼虫の脱皮現場

2007年07月09日 | セミ・カメムシ・チャタテムシ類

 湿った石垣や岩の面には今が全盛とばかりあちこちに集団で居ますが、見て歩いていると脱皮途中の者も居ました。

2007年7月8日 京都市西京区大原野

 見付けたときにはもう脱皮の終わりの方でした。私が近付くと他の連中があわてだして群れが散開し始めました。脱皮途中の幼虫はだいぶ焦りを感じているようでした。

 同じように脱皮したての薄い色をした幼虫が他にも居ました。この集団は他の集団より一齢くらい若いのか少し小振りです。この幼虫は脱皮が終わるとすぐに他の者と同じように群れから少し離れて行きました。すぐにみんな元の場所へ戻って来るんですけどね。