山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

オオスカシバ

2010年09月20日 | 蝶・蛾類

 朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、昼間はやっぱり出歩くと暑いです。それでも以前に比べればだいぶましになりました。何かあてがあるわけでも無いのですが、暑い中少し歩いてみました。
 お寺の庭のクチナシを見てみると、相変わらずオオスカシバの幼虫がムシャムシャと葉っぱを食べています。しかし今年は何か変です。ここでは緑色の幼虫しか見たことがなかったのですが…

2010年9月19日 京都市西京区大原野

 今年は黒っぽい色の幼虫がやたら目立ちます。もしかすると半分かそれ以上はこの色かも知れません。

 毎年見られるのはこういう緑色系です。もうひとつ付け加えると、この写真のような模様がある幼虫もここでは珍しいのです。
 今年は猛暑が長い間続きましたが、何かこういった昆虫の世界にも影響があったのではないでしょうか。環境の変化が幼虫の体色にも影響するのかどうかは知りませんが。

 今日は初めて羽化したての成虫を見ました。翅にまだ鱗粉が付いていて不透明です。この鱗粉を払い落として翅が透明になるところまで見たかったのですが、いつまで待っていれば良いやら分からなかったので、心残りではありましたがこの場所を離れました。 


ツチイナゴの幼虫

2010年09月20日 | バッタ・カマキリ・ナナフシ類

 クズの葉に居ました。バッタの中でも今頃幼虫なのはこの種類くらいなものです。

2010年9月19日 大阪府三島郡島本町

 クズの葉が好きらしく、よく食べているところを目にします。幼虫の間は保護色のためかきれいな黄緑色です。まだ葉っぱが緑色の時期だからだと思います。成虫になれば越冬もしなければならないので、枯れ葉の中で目立たないような色になります。


ナツアカネ

2010年09月20日 | トンボ・カゲロウ類

 お馴染みの逆立ちポーズです。

2010年9月12日 京都市左京区広河原

 太陽光と角度を付けることで体温の上昇を抑えているらしいのですが、どれだけの効果があることやら。そんなに暑いのなら日陰に入ればいいのにと思うのですが、そういう発想は無いようです。