山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

マダラマルハヒロズコガの幼虫

2007年07月04日 | 蝶・蛾類

 神社の境内にある大きなシイの樹の幹を大勢のアリにまぎれて、薄っぺらい「ひょうたん」の形をした家を引っ提げたマダラマルハヒロズコガの幼虫がいくつも登っていました。アリの巣がどうやら樹の上にあるようで、この日は引っ越しの日だったようです。

2007年6月27日 大阪府三島郡島本町

 アリも忙しそうに歩き回っていましたが、やはり気になるのかときどき様子を覗いに近付いていきます。この幼虫はアリの幼虫などを食べるそうなので厄介者のはずなのですが、どうしてアリは巣に入れてしまうのでしょう。

 この薄っぺらい巣は上下二枚を部分的に留めてあるだけらしくて、幼虫は前からも後ろからも顔を出していました。それでもさすがに樹の幹を移動するのは、楽ではないようでした。巣を引きずり上げるのではなくて、ひっくり返しひっくり返ししながら移動していました。


コカブト

2007年07月04日 | 甲虫類

 杉の根元に何やら黒いものが居るので糞虫でもいるのかなと思って近付いてみると、久しぶりに見るコカブトでした。

2007年6月17日 京都市西京区大原野

 だいたい朽ち木割りをしていて見つかるものなのでしょうが、私の場合大抵こういった樹木の根元に居るのを見ています。電灯に飛んできていることもありますが希なことでしょう。まだこういった昆虫が生き残っていると思うと少し安心します。