山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

ツマキチョウ

2008年04月29日 | 蝶・蛾類

 今日は天気も良くて、昼間は少し暑いくらいでした。しかし天気はよいのですが、やはり黄砂が多くて、景色は黄色く霞んでいました。すべて中国から飛んでくるのですから迷惑な話です。食品、オリンピック、少数民族など、今は何かと中国の迷惑話が耳に入ります。砂漠化が進んで飛来する黄砂の量もどんどん増えているらしいので、春霞などと言っている場合ではありません。
 閑話休題、今日はツマキチョウの写真を撮ってみました。意識して探したことが無かったので、今まで身近な蝶だとは知りませんでした。

2008年4月29日 京都府長岡京市柳谷

 飛んでいるところを見ると、初めはモンシロチョウのように見えますが、ひとまわり小さくてモンシロチョウのように軽やかな飛び方をしないので、目が慣れてくると飛び方で分かるようになります。同じ場所をかなり長い時間行ったり来たりしているので、待っているとまたやって来るのですが、なかなか花に留まりません。行ったり来たり何をしているのかというと、それもよく分かりませんでした。

 これは♀。雄より少し大きく見えましたが個体差かも知れません。ときどき♂がやって来て、♀が翅を広げてしっぽを上げて受け入れ体勢になったりしたのですが、それ以上の進展はありませんでした。


シャガの花

2008年04月28日 | 草本

 お寺や神社の周りではシャガの花が盛りです。たいてい陽のあまり当たらない湿った所で咲いています。

2008年4月23日 京都市西京区大原野

 古い時代に中国から持ち込まれたそうです。3倍体なので種もできず地下茎で繁殖するので、民家やお寺や神社の周りなど人の手の入った場所で繁殖しています。

 日陰で咲く花だけに、やはりこのような色の花は日陰でもきれいに見えます。


ギンリョウソウ

2008年04月27日 | 草本

 今日はせっかくの休日でしたが、雲が多くておまけに風も強くてカメラを提げて歩くには今ひとつの天気でした。
 
神社の森の中を歩いてみると、ギンリョウソウがたくさん生えているのに気が付きました。久しぶりに見るのですが、こんなところに生えているとは今まで知りませんでした。

2008年4月27日 京都市西京区大原野

 天気が悪くて森の中は少し暗かったのですが、たまに木漏れ日があったのでこのときは何とか明るく撮れましたが、その後はさっぱりです。

 たいていこのように固まって生えています。

 この固まりの本数もさまざまです。

 多いところでは群生して生えていました。

 それにしても変な植物です。


カタクリの花

2008年04月26日 | 草本

 近くの山をギフチョウでも撮りに行こうかと登ってみたのですが、時間が悪いのか分かりませんが、ほとんど目の前を通り過ぎるばかりで写真も撮れないので、カタクリを少し見て引き上げることにしました。カタクリの花ももうぼちぼち終わりです。

2008年4月23日 京都市西京区小塩山

 カタクリというと群生して咲いている印象が強いので、ここのカタクリは数も少なくて少し寂しい感じです。

 この花にギフチョウが留まっているのを期待して来たのですが、見ることはできませんでした。もっと頻繁に来られればいいのですが、なかなかここまで登ってくるのは大変で、おまけに休日は人が多いので落ち着かないのが難点です。

 ここの斜面には、一輪だけ白い花がありました。この辺りではかなり珍しいようです。


ヒゲナガサシガメの幼虫

2008年04月25日 | セミ・カメムシ・チャタテムシ類

 近所の神社にある橋の手すりにとてもきれいなカメムシの幼虫が居ました。

2008年4月20日 京都府乙訓郡大山崎町

 姿からするとサシガメの仲間の幼虫です。幼虫となるとなかなか調べるのは難しいのですが、変わった幼虫のせいか、インターネットで見ればよく登場する幼虫のようでした。

 とても派手な色と模様なのですが、これもやはり警戒色なのでしょうか。


月桂樹(ゲッケイジュ)

2008年04月25日 | 広葉樹・針葉樹

 お寺の庭で月桂樹の花が咲いていました。

2008年4月20日 京都市西京区大原野

 月桂樹は雌雄異株でこれは雄花。地中海沿岸原産の植物で、日本には雌株が少ないそうです。

 葉の付け根あたりに固まってたくさん咲いていました。葉っぱは香辛料に使われます。香りは記憶に残っていませんが、母が作ってくれたスープにこの葉っぱが入っていたように思います。


カメ

2008年04月24日 | は虫類・両生類

 神社の池では、石の上でたくさんのカメが甲羅干しをしていました。

2008年4月20日 京都市西京区大原野

 親亀の背中に子亀の状態です。イシガメかクサガメかは、私にはよく分かりませんが、少なくともこの集団の中には外国のカメは居ないようです。

 しかしながら、やはりここも外来種の進入がありました。アカミミガメです。子供のカメはミドリガメと言って売っているやつです。可愛いからと言ってここまで大きくなることを考えていなかった飼い主が逃がしたものでしょう。ちなみに横にいるカエルも外来種です。

 日本は京都出身、米国はミシシッピ出身の対決です…と言うより仲良しのようです。


クマバチ

2008年04月23日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 ハナズオウの花にクマバチが蜜を集めに、と言うよりただの食事だと思うのですが、来ていました。スズメバチの仲間のように襲ってくることはないので、大きくて羽音がするとちょっと引いてしまいますが、安心して近くへ行けます。

2008年4月20日 京都市西京区大原野

 確かに大きくて熊の印象はありますが、獰猛さは少しもありません。少し飛んでいるところを狙ってみました。

 これはよく見かける、縄張りでホバリングしているところ。何か近付くとすぐにピューと飛んでいくので、撮りやすそうなのですが、なかなかファインダーの中に収まりません。
 花に寄っていくところも狙ってみましたが…

もう一息です。ピントを合わせながらファインダーの中に収めるのは至難の業です。

 これは何とかファインダーの中に収まりました。もう少し明るいバックなら良かったのですが。