山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

クロウリハムシ

2007年09月29日 | 甲虫類

 道ばたのウリの葉には、お腹の大きなクロウリハムシがいくつも居ました。これからは産卵の時期になるようです。

2007年9月23日 京都市西京区大原野

 触角が無いように見えますが、ちゃんと有ります。警戒すると触角を激しく動かすので、スローシャッターでは止まって撮りませんでした。主食はウリの葉なのでしょう。葉脈以外の部分ばかり食べて葉が網目になっていました。しかしその他色々な場所でも姿を見かけます。

 食するのはウリばかりではないようです。今まで知らなかったのですが、成虫越冬するそうで、幼虫はウリの葉ではなくて根を食べるそうです。身近な生き物ほどあまりよく知らなかったりします。


マントカラカサタケ

2007年09月27日 | シダ類・コケ類・菌類

 竹林の小道を少しそれて脇道に入ると、白いキノコが生えていました。しかも、かなりでかいです。

2007年9月23日 京都市西京区大原野

 下から広角で仰いで撮ってみました。ちょっと柄の長さばかり誇張されてしまいましたが、名前に由来するマントのようなつばが良く見えます。

 上から撮るとこんな感じです。まだ少し若くて傘が開き切っていません。やがてはそり上がるくらいに開くことと思います。このキノコを手元にある少し古い図鑑ですが調べてみると、学名は Macrolepiota sp. と、まだ名前が付いていません。カラカサタケと混同されていたようで、いろいろと差異があるので別種とすべきだと言うことですが、その後はどうなったのでしょう。


フタトガリコヤガの幼虫

2007年09月25日 | 蝶・蛾類

 道ばたのフヨウに居たフタトガリコヤガの幼虫をもう一度見に行ってみると、一週間くらいでずいぶん大きく成っていました。

2007年9月16日 京都市西京区大原野

 特徴的で覚えやすいので幼虫を見るとすぐこれだと分かるのですが、これの成虫が居てもたぶん何て蛾だかすぐには分からないと思います。


シャクトリムシ

2007年09月25日 | 蝶・蛾類

 山のお寺の駐車場に植えてあった小さなサクラの木で見付けました。随分大きなシャクトリムシです。

2007年9月17日 京都府長岡京市柳谷

 自分と同じような色の樹の肌に留まっていれば分かりにくかったはずなのですが、ここでは少し目立ってしまったようです。

 サクラの周りに蔓が絡んでいたりして、どの植物が目的なのかは分かりませんでした。


ヒラタグモ

2007年09月24日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 神社の境内などへ行くと、樹木の幹や建物の柱、燈籠や石垣などに、こんなクモの巣が有るのを見たことがあると思います。

2007年9月17日 京都府乙訓郡大山崎町

 この巣は、実はもう住人は去ってしまっているようでしたが、他の巣をめくるとしっかりクモが入っていました。

 この巣は二重に成っていて、その間にクモが隠れています。地べたに直接居るわけではありません。初めはそれを知らなくて、そのまま二枚とも剥がしてしまって、居ないなぁと思っていました。

 ごみを付けてカモフラージュしている巣も有ります。四方に長い受信糸が張ってあって、そこに獲物が通って糸に触れるとビビッと巣の中にいるクモに信号が伝わる仕組みです。獲物を捕まえているところは以前に見たことがあります。
 この巣を一枚めくってみると随分大きな住民が居ましたが、写真を撮ろうと更に巣を剥がしていると、一目散に裏の方の隙間へ逃げて行ってしまいました。しかし後日もう一度見に行ってみると戻って来ていて、巣を補修してまた中に潜んでいました。

2007年9月23日 京都府乙訓郡大山崎町

 クモもやはり一から巣を作り直すのは面倒だったようです。


メンガタスズメの幼虫

2007年09月22日 | 蝶・蛾類

 少し前に撮った写真ではまだ少し若い幼虫でしたが、また見に行ってみると終齢幼虫になっていました。かなりでかいです。幼虫が食している植物には黄色い花がぶら下がっていました。エンゼルス・トランペットと言う園芸植物のようです。

2007年9月16日 京都市西京区大原野

 終齢幼虫になれば他の種類とは区別しやすくなりました。、尾角のカールの程度が中途半端なのでクロメンガタスズメではないと思います。


コスカシバ

2007年09月22日 | 蝶・蛾類

 葉陰にいたメンガタスズメの幼虫を撮っていたら、すぐその下の葉の上で休憩しているのを見付けました。

2007年9月16日 京都市西京区大原野

 風で少しぶれているので、いつもなら風の止まる一瞬を待って何度も撮り直しするのですが、このときはうっかり驚かしてしまって、この一枚で逃げられてしまいました。ちなみに葉っぱに乗っかっている巨大なダンゴは、メンガタスズメの幼虫の糞です。


大原野

2007年09月21日 | 風景

 いつまでも厳しい残暑が続きます。天気が良いのは良いのですが、外を歩くととても応えます。この日も空気が澄んで景色も良かったのですが。

2007年9月16日 京都市西京区大原野

 夏の暑さとはまた違った暑さを感じます。体が秋バージョンの準備を始めているからでしょうか。それでも早朝は涼しくなったような気がします。日の出が遅くなったせいでしょうか。


シャクトリムシ

2007年09月21日 | 蝶・蛾類

 お寺のクチナシの生け垣に、ヤマビルを思わせるような動き方をする細長いシャクトリムシが居ました。ちょっと突いてみると、ピンと伸びたまま動かなくなりました。

2007年9月17日 京都市西京区大原野

 動いていなければ、たぶん気が付かなかったと思います。

 アップで撮ってみましたが、頭の方はこぢんまりと収まっていて、もっと大きく撮ってみないことには頭と脚の区別も分かりません。