山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

ベニカミキリ

2007年06月30日 | 甲虫類

 お寺の庭のアジサイや花壇の花にベニカミキリがいくつも来ていました。私の好きなカミキリムシのひとつですが、数が多くて物珍しさがないのできれいな割にはあまり人気がないかもしれません。

2007年6月17日 京都市西京区大原野

 この辺りの山は筍の産地と言うこともあって竹林が多くあります。そしてまたベニカミキリも多く見られます。とは言っても竹林はどこにでもあるので、他の地方でもそんなに変わらないかも知れませんが。

 ちょっと休憩です。アジサイの花ではあまり見かけないような気もしますが、やはりガクアジサイなどはよく来るようです。

 花壇に植えてあったこの花、何て花なのかは分かりませんがベニカミキリやコアオハナムグリなどがたくさん来ていました。

 見ている内にカップルができあがりました。


ヒロヘリアオイラガ

2007年06月30日 | 蝶・蛾類

 神社の境内を歩き回っていて、緑色のきれいな蛾が足元の草にぶら下がっているのを見付けました。

2007年6月17日 大阪府三島郡島本町

 イラガと言えばどうしてもあの痛そうな毒針とげとげの幼虫を想像してしまうので成虫も何かしら毒でもあるのかと思ってしまいますが、成虫は大丈夫のようです。それでも「こっちに飛んでくるなよ」と写真を撮りながらも逃げ腰です。ぬいぐるみを着ているような脚が独特です。


キイロホソガガンボ

2007年06月30日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 もうだいぶ前の話しですが、湿ったコケの辺りを飛んでいました。だいたいカガンボなのか何なのかよく分からなかったのですが、たぶんこの名前だと思います。

2007年6月10日 大阪府三島郡島本町

 落ちているのはクロガネモチの花です。花の咲く時期なので、樹の周りではハチの羽音がぶんぶん聞こえてきます。しかし満開は過ぎていたらしく、小さな花が無数に落ちていました。


キボシカミキリ

2007年06月28日 | 甲虫類

 いつも見に行くイチジクの木では、今年もまたキボシカミキリが活動していました。木の中には幼虫が入ってかなり傷むので、このイチジクも来年はだめかなぁと思いながらも、ずっと持ち堪えています。

2007年6月13日 京都市西京区大原野

 以前はクワカミキリが圧倒しているところもあって、主に枝などの樹皮を囓るので居ればそれとすぐに分かったのですが、この頃はほとんど見かけなくなりました。今ではほとんどの場所でキボシカミキリの天下です。帰化昆虫は猛威をふるうことがよくありますが、これも帰化昆虫だからでしょうか。多くのカミキリムシとは違って葉脈を無視して葉を食べるので、葉に大きな穴が開きます。

2007年6月17日 京都市西京区大原野

 何回か見に行っている内にカップルも現れました。

2007年6月27日 京都市西京区大原野

 ♂はだいぶ小振りです。「ノミの夫婦」…いや「カミキリの夫婦」でした。
 キボシカミキリ、クワカミキリ、トラフカミキリ、いずれもクワにも付くしイチジクにも付きます。一見まったく違うような植物ですが、どちらもクワ科に属します。実は私はこのカミキリムシたちにその事を教えてもらいました。彼らにとってはたいした違いではないのです。しかしイッシキキモンカミキリなどはそうも行かないようで、クワ属の植物でないとだめなようです。そのようなカミキリムシは、今や養蚕をする農家もほとんど無くなってクワの木も無くなっていく中で、山の中に残った僅かなクワの木を頼りにひっそりと暮らすしかないようです。


クサグモ

2007年06月28日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 少し前まではそんなに大きなクモではなかったのですが、今ではだいぶ大きくなっています。住居も他のクモに比べたら御殿です。

2007年6月17日 京都市西京区大原野

 このクサグモはだいぶ白っぽくて、私の思っている体色と少々違うので別の種類かと思ったのですが、どうも個体差があるようです。

 こちらの体色の方が私の印象の中にある色です。


ハードディスク クラッシュ!

2007年06月27日 | その他

 今日は仕事が休みだったので、またカメラ持って暑い中長い間うろうろして、くたくたになって帰ってきてパソコンを開くと画像を保存していたハードディスクがアクセス不能になっていました。

 疲れが倍になりました。それからデータ復旧をやっている会社を調べるなど、今日はそんなことで一日終わってしまいました。ある程度はバックアップをとってはいるのですがすべてではなくて、最近の数回の写真データももしかすると再起不能かも。ほかのデータももう一度作れるようなものではないし。そんなことを考えるととても憂鬱です。
 今や何でもデータの形で保存するような時代。何年も掛けて蓄積してきたものでも一瞬で消えて無くなることもありますので、皆さんもこまめにパックアップを録るようにしてください。              


ラミーカミキリ

2007年06月27日 | 甲虫類

 道ばたのフヨウの葉にラミーカミキリが居ました。

2007年6月13日 京都市西京区大原野

 パンダを背負ったような模様の可愛らしいカミキリムシなのですが、主な食草のカラムシに留まらず園芸植物のムクゲやフヨウも加害するので、人間の身勝手な価値基準なのですが害虫です。


ミドリカミキリ

2007年06月27日 | 甲虫類

 神社の境内に置いてあったシイの材には、いくつもミドリカミキリが訪れていました。

2007年6月13日 京都市西京区大原野

 この金属光沢がきれいで、好きなカミキリムシの一つです。しかし数の多いカミキリムシなので物珍しさはありません。きれいなだけでも十分な価値があるのですが、人間というのは身勝手なもので、数が多い少ないだけで随分評価が変わってきます。


キイロトラカミキリ

2007年06月27日 | 甲虫類

 もう少し前の話しになってしまいましたが、6月も中旬頃はクヌギやシイの材を見に行くと、慌ただしく歩き回るキイロトラカミキリが見られます。立ち止まっている姿がなかなか見られないくらいせかせか歩き回っています。

2007年6月13日 京都市西京区大原野

 「何をそんなにせかせか歩いているのですか?」と聞いてみたいところなんですが、あいにく言葉が通じないので。関西人はせかせか早く歩くと言われていますが、本人たちはそれが普通だと思っています。キイロトラカミキリも言葉が通じたとしても、「歩くの早いですか?」と聞き返して来ることでしょう。