山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

ヤマナメクジ

2009年06月29日 | 軟体動物・環形動物・扁形動物

 昨日はあんなにていたのに、早朝はまだていたのですが、いつの間にかが降り出していました。それからは、シトシト‥ジメジメ‥。
 近所の神社の境内では、たぶんカタツムリやナメクジが闊歩していたことと思います。

2009年6月21日 京都府乙訓郡大山崎町

 少し前に、近所の石垣に居たヤマナメクジです。これもだいぶデカかったのですが、まだ序の口です。このナメクジは夜行性のようで、夜見に行くとウジョウジョ出て来ていたりします。
 食用だったらなかなか食い応えありそうなのですが… 少し硬いかも知れません


ヤスデ

2009年06月29日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 ヤスデが何か食べていました。壁などを這っているのはよく見るのですが、食事中の姿は何故かあまり見たことが無いような気がします。たぶんあまり観察していないせいだと思いますが。

2009年6月21日 京都府乙訓郡大山崎町

 これを撮ろうとしていると急に雨が降り出して、ゆっくりと撮れませんでした。ヤスデは雨が降るとよく動き出すと言われて、古くは「雨彦(あまひこ)」と呼んでいたそうです。堤中納言物語の中の「虫めづる姫君」の中で、姫君が召使いの子供のひとりに「雨彦」とあだ名を付けているところがありました。今の人なら無視してしまうような生き物でも、昔の人はよく観察していたんですね。


花畑

2009年06月28日 | 風景

 今日は午前中用事があって出掛けられませんでしたが、昼前から出掛けてみました。午前中は前半曇っていたのですが、出掛ける頃はだんだん晴れてきているところで、少し経つとかんかん照りになりました。もう梅雨明けしたのではないかと思うくらい良い天気で、日射しもきつくて暑かったのですが、やっぱりまだ真夏の暑さではありません。
 強い日射しの下、少し歩いてみました。この頃は田んぼや畑の土地はあっても、作物を作っていない所が目立つようになりました。そのような畑で、花を植えている所もあります。少し、畑のある風景でも撮ろうかと思いましたが、いまひとつ華やかさがありません。そこで、農作業をしていたお姉さんに入ってもらうことにしました。

2009年6月28日 京都市西京区大原野

 とても明るいお姉さんでした。もしこの畑の横を通ることがあれば、「きれいな花やねぇ」とか、声を掛けてあげてください。


ジャガイモの花

2009年06月28日 | 草本

 道ばたに咲いていました。ジャガイモの花だと思います。誰かが植えたのか、捨てたジャガイモから芽が出たのか。

2009年6月28日 京都市西京区大原野

 ジャガイモはナス科の植物なので、花もナスの印象があります。もともと日本には、観賞用として持ち込まれたそうです。


カブトムシ

2009年06月28日 | 甲虫類

 蛾の写真を撮って歩いていたら、何やら大きな物が燈籠に付いています。近付いてみると、カブトムシの♀でした。

2009年6月28日 京都市西京区大原野

 この頃はカブトムシも以前のように見ることが無くなりました。電灯の下によく転がっていたものなのですが。


ヒメアトスカシバ

2009年06月26日 | 蝶・蛾類

 またここ数日、日照り続きです。それでもまだ夏の暑さには及ばず、夜も真夏に比べればまだ随分と楽です。しかし自宅のエアコンがオンボロなので、真夏に備えていい加減買い換えようかと思案中です。
 今日は、道ばたで見付けたハチのような蛾の登場です。とは言ってもそんなに目新しい種類ではないのですが。

2009年6月24日 京都府長岡京市奥海印寺

 飛んでいるときは確かにハチのようです。意識して見なければハチだと思ってしまいます。ハチのように敏捷では無いのですが。
 このときは産卵して回っていたようで、今留まっているのは恐らく食草のヘクソカズラだと思います。

 他を見て歩いていると、交尾しているところにも出会いました。この辺りでは毎年その姿を見ることができるのですが、高速道路の建設予定地のすぐ側なので、環境が変わってこういった姿もあまり見られなくなるかも知れません。


ササクレヒトヨタケ

2009年06月24日 | シダ類・コケ類・菌類

 昨夜は雨が降っていましたが、朝には止んでいました。朝一番に病院へリハビリに行った後、少し近くをうろうろしてみました。普段から薄暗くて湿っぽい近所の神社の境内を歩くと更に湿っぽくて、体から衣服からじっとりとしてきます。
 モリアオガエルの卵塊を見に行くと更に数が増えていました。雨が多くなると産卵も進むようです。池の外の下に水の無い場所にも卵塊がありました。どこの世界にもお馬鹿さんが居るようです。
 古いシイの材などを置いてある場所では、何やらキノコ類がたくさん生えていました。キノコなどはすぐに枯れて無くなってしまうので、タイミング良く出会わないと見ることのない種類も多いことと思います。このキノコも毎年ここに生えているのでしょうが、見るのは初めてです。

2009年6月24日 京都府乙訓郡大山崎町

 これでもかこれでもかと押し合いへし合い生えていました。幼菌は白っぽい色をしていますが、傘が開くと縁の方から黒くなって解けてくるようです。
 本によると食用なのだそうで、臭いも癖も無くて、マシュマロのような歯触りの傘の方が柄より美味しいそうです。食べる勇気のある方は、一度食して見てください。食べられるキノコと、ちょっと印象は違いますが。


モリアオガエル

2009年06月24日 | は虫類・両生類

 モリアオガエルの卵塊を見ていたら、側の木の枝がバサバサ揺れています。何かと思ったら、モリアオガエルが他の枝に飛び移ろうとしていました。そちらにはもう一匹仲間が居ました。仲間の所へ来ると、二匹でいっとき戯れていました。

2009年6月24日 大阪府三島郡島本町

 一匹は暇つぶしにちょっかいを出しに来ただけのようでした。少し暴れた後、二匹はそれぞれ枝の上に張り付いてボーッとしていました。

 こうやって枝の上でじっとしている間、彼らは一体何を考えているのでしょうか。


カタツムリ

2009年06月21日 | 軟体動物・環形動物・扁形動物

 今日は、何だかやっと本格的な梅雨に入ったか、と言った天気でした。昨夜から雨が降って、今朝は少し止んではいたのですが、出掛けてうろうろしていると、また雨が降り出しました。こんな天気になるといきなり元気になるのは、やはりカタツムリ君です。

2009年6月21日 京都府乙訓郡大山崎町

 カタツムリにもいろいろな種類が居て、素人には種類まではなかなか分からないのですが、うちの辺りでもいろいろなカタツムリに出会います。雨が降ったりするとコケ類などを食べにうろうろし始めますが、普段はなかなか動いているところが見られません。系統的には近い生き物と思われるナメクジはいつでも活動しているようですが、殻を持たないまで進化した分、乾燥にも強いのかも知れません。