山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

キリギリス

2011年08月30日 | バッタ・カマキリ・ナナフシ類

 久しぶりに天気が良さそうなので、京都北山へ行ってみました。うちの近所でうろうろしているよりは、気分が変わって快いです。まず初めは、キリギリスを追い回して撮ってみました。

2011年8月28日 京都市左京区広河原

 この頃は草刈りを盛んにやるので、昆虫などが道ばたで見られなくなって面白くなくなったのですが、今までなら草むらに逃げ込まれてなかなか撮りにくかった昆虫が、逆に逃げ込む場所が少なくなって撮るのが易しくなりました。


ヒメアカネ

2011年08月30日 | トンボ・カゲロウ類

 ちょっと開けた山の斜面を上がると、小さなトンボが居ました。一般的なトンボの印象から比べれば、かなり小さなトンボです。

2011年8月28日 京都市左京区花脊

 写真で撮ってしまうと、大きさなんて分からなくなってしまいますが。明るいところでは、多分♀だと思いますが、この黄色いのばかり居ました。

 薄暗い森に入ると、多分♂だと思いますが、何故かこのしっぽの紅いのばかり居ました。小さいながらも、一丁前に縄張り争いをやっていました。


ナカシロオビエダシャク

2011年08月30日 | 蝶・蛾類

 モミの木の幹でよく見かけたシャクガです。近付いてびっくりしたか飛び立つまでその存在さえ分からなかったほど、モミの木に溶け込んでいました。

2011年8月28日 京都市左京区花脊

 そこに居ると思いながら探さなければ、なかなかその姿が見えてきません。

 こんなコケの所に居ると、すぐにばれてしまいますが。


アカガエル

2011年08月30日 | は虫類・両生類

 ピョンと跳ねるまで、全くそこにいるのに気が付きません。

2011年8月28日 京都市左京区花脊

 落ち葉などと紛らわしくなるような擬態の一つだと思います。目を離すとまた探してしまうほどです。

 畑や田んぼのあたりに居るような種類でなくて山の中にいるので、別に珍しいカエルでは無いのですが、あまり見たことがない人も多いかも知れません。


遭難?

2011年08月30日 | その他

 山の中をうろうろしていたら、側の車道を消防署の車がサイレンを鳴らしてぶっ飛ばしていきました。しばらくして爆音が…。すぐ側の空き地にヘリコプターが着陸しました。

2011年8月28日 京都市左京区花脊

 どうやら誰かが川かどこかで遭難して、怪我人を消防署の車が緊急用のヘリが着陸できるところまで運んで来たようです。それにしても、ヘリコプターをこんなに間近に見るのは、生まれて初めてです。上の写真は、怪我人をヘリに乗せ換えたところ。
 やがてヘリは、爆音を轟かせて飛び去っていきました。それにしても、この費用は誰が払うのでしょうか。


キシタバ

2011年08月25日 | 蝶・蛾類

 深夜、クヌギの樹液が出ている場所を見に行くと、いろいろな蛾類が来ていました。夏休みでカブトムシなどは子供達に取り尽くされているので、蛾類ばかり目立ちます。この日はキシタバが何匹かやって来ていました。

2011年8月23日 京都市西京区大原野

 周りの木の葉に留まって休憩している者も居ましたが、これは飛び立ってもまた戻ってきて、撮影の機会をくれました。だいたい蝶類はそうですが、一度餌に夢中になると、人間なんてお構いなしです。

 こんなに側でストロボを焚いても、もう全く気にしては居ません。この口は、人間がストローで水を吸い上げるのとは全く違った仕組みなのでしょうが、結構せかせかと移動しています。とても樹液を多く摂取しているようには見えないのですが、摂取中の断面を一度でも見てみたい気がします。


オオミズアオの交尾

2011年08月25日 | 蝶・蛾類

 神社の燈籠を見て歩いていると、オオミズアオが交尾している光景に出会いました。

2011年8月23日 京都市西京区大原野

 とても大きな蛾なので、2匹居るとちょっと見応えがあります。蛾類の交尾は、腹部を合わせたまま♂がぶら下がっている光景を見ることがよくありますが、これはどうなのでしょうか。体が重すぎてちょっと無理、と言う気もしますが。

 正面から見たところです。♂♀ともにちょっとボロが来ていました。何度産卵するのかは知りませんが、この♀、もう一度は産卵を済ませたような気がします。