山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

カギバアオシャク

2011年05月29日 | 蝶・蛾類

 台風からただの低気圧に変わったようですが、それでも外はビュンビュン音がしています。昨日は雨もたいしたことがなかったので、仕事の帰りにモリアオガエルを見に行ってみました。日暮れ前に見に行くことができたので、産卵のために待機しているモリアオガエルがすぐに見つかりました。今夜はチャンスと深夜見に行ってみたのですが、もうとっくに産卵も終わってモリアオガエルの姿もありません。深夜に産卵を始めると思い込んでいたのが失敗でした。雨の降るような日は、どうも日が暮れるとさっさと済ませてしまうようです。次に見に行くときはいつ行けばいいのか、ちょっと分からなくなってしまいました。
 と、ここではカエルの話しではありません。会社の食堂の壁に大きな蛾が居たというお話です。会社の人に食堂に大きな蛾が居ると教えてもらったので、カメラを持って見に行ってみると、見たことの無い大きなアオシャクでした。

2011年5月27日 大阪市此花区北港白津

 定規を持っていって計ってみると、開長は7.5cmほどありました。普段小型のアオシャクしか見たことがなかったので、こんなに大きな種類も居るのだとちょっと感激でした。食樹はブナ科の植物のようです。ここは人工の島なので本来の棲息地ではありません。島に持ち込んだシイ類の植木に着いてきたのが繁殖したのでしょう。


カエデの種

2011年05月26日 | 広葉樹・針葉樹

 また少しの間出掛けないうちに、とうとう梅雨入りしてしまいました。いっとき雨が続いていたのですが、昨日は束の間の晴天で、運良く出掛けることができました。
 
少し早いかなと思いながらもモリアオガエルの産卵の状況を見て回ったのですが、ひとつだけ泡の固まりがぶら下がっているところがありました。産卵する日は晴れた日がよいのか少し雨が降って湿った日の方が良いのか分かりませんが、いずれにしても観察するとすれば深夜なので、朝早く仕事に出掛けるようなサラリーマンにはなかなか見に行く機会がありません。うまく休日の前夜に産卵してくれれば良いのですが。
 と、ここではカエルの話しではありません。カエデの花が4月に咲いていたかと思えば、もう実になってたくさんぶら下がっているというお話です。

2011年5月25日 京都市西京区大原野

 今まであまり気にも留めなかったのですが、よく見るとなかなかきれいな種がぶら下がっていました。


カキツバタとキショウブ

2011年05月26日 | 草本

 池の縁で今時分楽しめる花です。

2011年5月25日 京都市西京区大原野

 この黄色い方の花は品種だと思っていたのですが、調べてみるとキショウブとか言う別種だそうで、おまけに明治時代に入ってきた外来種だとか。「要注意外来生物」の一つにもなっているそうです。


サツキ

2011年05月26日 | 広葉樹・針葉樹

 春咲きのツツジが終わって今はサツキの時期。ちょっと地味な印象のある花です。私個人の印象で一般的な意見ではないので誤解の無いように。

2011年5月25日 京都市西京区大原野

 見たことは無いのですが、いろいろ品種があるそうです。
 以前にツツジとサツキはどう違うのかと聞かれたことがあって、私はツツジの仲間の中にサツキと言う種類があると説明するのですが、結局理解してもらえませんでした。その人はどうしてもツツジとサツキは別物というのが頭から離れないようでした。


カメの甲羅干し

2011年05月26日 | は虫類・両生類

 一体この池には何匹のカメが居るのか。家で飼えなくなって捨てられた者も多いのではないかと思うのですが。

2011年5月25日 京都市西京区大原野

 そんなに大きな池ではないのですが。それにみんな大きくなってしまって、この島では狭すぎます。もちろん今見ているのは甲羅干ししているカメで、この池全てのカメではありません。冬の間はどうやって過ごしているのでしょうか。


ラクダムシ

2011年05月26日 | ヘビトンボ・トビケラ・シリアゲムシ類

 このあたりではときどき見かけるのですが、見ようと思ってもなかなか見つかりません。この日はたまたまスギの幹に居るのを見付けました。びっくりしたのか飛ぼうとしたのですが、どうも飛ぶのはあまりうまくないようで、地面に落ちてしまいました。

2011年5月25日 京都市西京区大原野

 幼虫はマツの木に居るそうなのですが、このあたりは松食い虫の被害でほとんどのマツが切られてしまいました。残った僅かなマツの木で細々と暮らしているのでしょう。


コミスジ

2011年05月26日 | 蝶・蛾類

 私の側を行ったり来たりうろうろしていたので、どうせならと撮ってきました。コミスジだと思います。幼虫は分かりやすいのですが、成虫は見比べたり普段していないのでちょっと不安です。

2011年5月25日 京都市西京区大原野


リンゴドクガ

2011年05月26日 | 蝶・蛾類

 この手の蛾は、どうしてこんなに毛深いのでしょう。特にドクガ類やシャチホコガ類など。

2011年5月25日 京都市西京区大原野

 この毛深さが、一般の人にとって蛾類に対するの不快さの一因になっていると思います。蛾類に興味はあったものの、わたしも以前は苦手だったのですが、それでも慣れてくるもので、この頃ではあまり気にならなくなりました。