山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

アブラゼミの羽化

2008年07月31日 | セミ・カメムシ・チャタテムシ類

 仕事から帰って来てから、少し神社の境内へセミの羽化を見に行ってみました。どうしても時間が遅くなるので、たいていのセミは翅も伸びきって色付くのを待つだけの状態です。しかし中には、蛻けたばかりでまだ翅がくしゃくしゃの者も居ました。これ幸いとカメラをセットしていると、もたもたしている内に見る見る翅が伸びていきます。

2008年7月30日 京都市西京区大原野

 背景に燈籠の灯りを入れてのスローシャッターなので、一枚撮るのにもなかなか時間が掛かります。その上何枚も試し撮りをするので、そうのこうのしている内にも翅は伸びていきます。

 いくらも撮らない内にほとんど伸びてしまいました。色付けば目立たないアブラゼミと言えども、蛻けたばかりのときはとてもきれいです。

 もっと近付いて撮ろうとしたのですが、さすがにうっとうしくなったのか少し上へ登ってしまって、撮影は終わり。他の場所でぶら下がっているのが居たので、少し大きく撮ってみました。

 昨年はこの時期たくさん羽化したてのセミがぶら下がっていたのですが、今年はほとんど居ませんでした。少し時期をはずしたかも知れません。一日二日の違いだったのかも知れませんが。


エダナナフシ

2008年07月26日 | バッタ・カマキリ・ナナフシ類

 連日天気が良いのは良いのですが、毎日雨も降らず35℃以上の暑さが続いています。うちの近所を歩くのは応えるので、また山奥へ行ってみました。避暑に行こうと思うならずっと標高の高いところへ行かなければなりませんが、近くにはそんな所はないので山奥で我慢です。しかし陽の当たる所はやっぱりとても暑いです。
 タニウツギだと思うのですが、エダナナフシが葉の上で涼んでいました。

2008年7月26日 京都市左京区花脊

 よく見ると何匹も居ます。私も山かげの葉の上で、ぼーっと涼んでみたいです。


ルリボシカミキリ

2008年07月26日 | 甲虫類

 土場にも寄ってみました。良く陽の当たる暑い場所の太い材には何も居ませんでした。しかし燃料用に積んである日かげの細い材にはルリボシカミキリがいくつも来ていました。つがいで歩いているのも居ました。しかし私が近付くと、どれもずっと歩きっ放しでなかなか止まってくれません。

2008年7月26日 京都市左京区花脊

 立ち止まったところを何とか撮れた一枚です。ちょっと暑すぎて生き物を探す元気もなくなってくるのですが、この青い色を見るとほっとします。


ニイニイゼミ

2008年07月25日 | セミ・カメムシ・チャタテムシ類

 たいていのセミは、身を隠すことについてはあまりいいできとは思えないのですが、このセミはちょっと違います。

2008年7月21日 京都市西京区大原野

 鳴き声は耳にきんきん聞こえるのですが、なかなかその姿を探そうとすると時間がかかります。これだけ目立たなくて天敵にも見つかりにくそうなのですが、他のセミに比べると数が少ないように感じます。

 かといって居なくなってしまうわけではないので、それなりに自然界ではうまくバランスがとれているのでしょう。


カジカガエル

2008年07月23日 | は虫類・両生類

 ブナの倒木を見ていたら、カエルが潜んでいるのに気が付きました。

2008年7月20日 滋賀県高島郡朽木

 なかなかの隠れ身の術で、カエルと思って見ないと見落としそうです。正直なところ、このカエルの姿は初めて見ました。声はよく聞くのですが。

 飼育もされているようですが、せせらぎの音と共に聞こえてくる鳴き声には格段の味わいがあります。


ハグロトンボ

2008年07月22日 | トンボ・カゲロウ類

 林の間の道を歩いていると、道ばたで何匹も飛んだり留まったりしていました。まだ、川を覗いても飛んでいません。

2008年7月20日 京都府南丹市八木町

 繁殖期の頃になると川の辺りを飛ぶようになるようで、それまではこういった少し薄暗い林の中で生活しているようです。


ルリボシカミキリ

2008年07月22日 | 甲虫類

 まだ少し早いかなと思いつつ土場を見に行くと、辛うじて一匹だけ見つかりました。ちょっと小さな♂でした。

2008年7月20日 京都市左京区花脊

 この辺りでは7月の終わり頃から多く現れます。土場などに広葉樹の伐採木でも積んであれば出会えるのですが、なかなかそういう機会に恵まれません。

 山道を歩いていて、立ち枯れの樹に居るのをときどき見ます。枯れてから何年か経ったようなあまり新しくない枯れ木が好みのようです。