山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

タイショウオオキノコ

2008年05月30日 | 甲虫類

 夜にカミキリムシを見に行ったとき、椎茸のほだ木の古い材に居ました。こういった所ではよく見かける甲虫です。

2008年5月23日 大阪府三島郡島本町

 赤い紋様がちょっときれいです。図鑑で見るとよく似た種類が有って分かりにくいのですが、ミヤマオビオオキノコでは眼と眼の間が眼の横径の約2倍、このタイショウオオキノコは約3.5倍ととても幅広顔なので他と区別が付くようです。


コクワガタ

2008年05月30日 | 甲虫類

 椎茸のほだ木の古い材にはコクワガタも来ていました。毎年夜にここへ来ると一匹は来ています。

2008年5月23日 大阪府三島郡島本町

 たぶん♀はここで産卵するのでしょう。ついでに♂もうろうろしているわけです。これはかなり小振りなコクワガタでしたが、昨年見たものは結構でかいのでつい連れて帰ってしまって、今でも私の部屋の水槽の中にいます。


セダカヤセバチの一種

2008年05月29日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 近所の神社で置いてあったシイの材を見て歩くと、何やら黒いハチがしっぽにある長い針を材に刺して歩いていました。

2008年5月28日 京都府乙訓郡大山崎町

 このハチのしっぽの構造はほとんど知りませんが、この針は材の中のカミキリムシなどの幼虫を探るもので、見付けたらしっぽの先の産卵管を突っ込んで卵を産み付けるのではないかと思います。

 ただ闇雲に針を入れているわけでもないようです。いや、やっぱり当てずっぽうかなぁ。幼虫の通った空洞をまず探っているのかも知れませんし、もうすでに材の上から幼虫の存在を感じているのかも知れません。

 後ろから見たところです。釣りのように探りを入れて獲物が食いついてくるわけではないので、なかなか根気のいる仕事です。


トワダオオカ

2008年05月28日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 以前にも初夏の頃載せた事が有ったのですが、もうそんな時期になりました。

2008年5月25日 京都府乙訓郡大山崎町

 今頃になると、近所の神社の鳥居に居ます。なぜか大木の幹や鳥居などの太い柱に留まっています。一度驚かせて飛び立っても、また同じ場所に戻って来ます。
 大きさが蚊の印象よりずっと大きいので、すぐに目に留まります。コバルト色がきれいなのですが、実際は薄暗いところにいるので、こんな色をしているとは思いません。今頃の時期の個体の方が、色もきれいなようです。
 全体を撮ると大きい印象が無くなるので、これではどうでしょうか。

 大きいものを写真で大きく表現するのは難しいです。

 頭の方を大きく撮ってみました。血を吸う蚊とは違って、口はくの字に曲がっています。花の蜜などを吸うそうです。


ヒメシロモンドクガの幼虫

2008年05月27日 | 蝶・蛾類

 フジの葉にいた毛虫です。とてもきれいで変わった姿をしていますが、ドクガの幼虫です。

2008年5月18日 京都市西京区大原野

 背中の筆先のような毛の束がドクガ類の幼虫の特徴でしょうか。どの毛に触れるとアレルギーを起こすのかは分かりませんが、とにかく触らないことです。

 いっときの間、歩き回ったり、葉っぱを食べたりしていました。


ルリチュウレンジバチの交尾

2008年05月27日 | ハチ・アリ・アブ・ハエ類

 この日はツツジの辺りをルリチュウレンジバチが飛び回っていました。繁殖期だったようで、交尾しているところも見られました。

2008年5月18日 京都市西京区大原野

 日陰の上に風もあってうまく撮れませんでした。もうじきすると今度は幼虫が勢揃いで、ツツジの葉っぱを芯だけ残して丸坊主にすることでしょう。