山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

タワシムシ(仮名)

2007年07月16日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 台風が過ぎて一時は晴れ間も見えましたがどうも天気ははっきりしません。梅雨空はまだまだ続くようです。ここのところよく雨が降ったので、山の麓あたりは所々で地面から水が湧き出ていました。森の中もだいぶ湿っぽいです。こんな日はいろいろ変わった生き物が湧いて出るのですが、神社の境内にある橋の木製の手すりの上に、おびただしい数のとても小さな生き物が湧いていました。

2007年7月15日 京都府乙訓郡大山崎町

 何と言うのかまったく見当も付かない生き物です。その姿はまるで「たわし」で、しっぽはまるで「筆」の先です。ここでは仮に「タワシムシ」としておきます。昆虫かどうかも分かりません。ひっくり返して腹側も見ておくべきでした。

 たぶんコケ類を食べているのだと思います。手すり一面に居たので、こうやって撮っている間に何匹つぶしてしまったか分かりません。


クロホシテントウゴミムシダマシ

2007年07月16日 | 甲虫類

 コケの生えた石垣などを探すとよく見つかる甲虫ですが、長い名前です。テントウムシでもなくゴミムシでもないと言った意味になるでしょうか。

2007年7月8日 京都市西京区大原野

 初めて見たときはテントウムシの一種だと思って図鑑で調べてみたのですが載っていませんでした。ゴミムシダマシ科というのは図鑑で見てみるとあまりに姿が様々で、だましているのはゴミムシだけではないようです。


サワガニ

2007年07月16日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 石垣にいる生き物を探していたら足元を歩いていたので一枚。

2007年7月8日 京都府乙訓郡大山崎町

 この辺りの山にはこのカニは普通にいるので、こういった湿ったところではよく歩いています。よく道ばたを歩いていて楽しませてくれるのは良いのですが、ときどき車にひかれてぺしゃんこになっています。道路を渡るときは左右を確かめてから素早く渡りましょう。


アリグモ

2007年07月16日 | クモ・ヤスデ・ムカデ・甲殻類

 アリがクモをくわえて運びもせずにじっとしているので、おかしいなと思ってよく見るとアリではなくてクモでした。

2007年7月8日 京都府乙訓郡大山崎町

 アリに似ているとどういう利点があるのかつい考えてしまいますが、アリに似た虫は割と多いようなので、自然界ではアリは意外と天敵に狙われにくくて生き残る確率が高いのかも知れません。