モンサンミッシェルは尖った山に建てられていて、山のてっぺんには教会や修道院が、
中階層や低階層には、礼拝堂や修道僧たちが使う部屋などが配置されています。
この回廊は中階層にあります。
光が降り注ぐこの場所は、修道僧たちの瞑想の場になっています。
二重に建つ円柱をわずかにずらすことによって、柱が延々と続くような錯覚を起こさせる工夫がされています。
アーチによる連続のデザインが美しく、天と地をつなぐ空間になっています。
壁には植物などのレリーフが彫刻されています。
ここは修道士たちの食堂です。
建物の重さを抑えるために、天井は木製になっています。
光が差し込むよう59もの小窓があります。
食堂と次の迎賓の間に移動する途中に彫刻があります。
大天使ミカエルがオペール司教の頭に指を触れ、聖堂を建てるよう命じている様子です。
迎賓の間は巡礼に訪れた貴賓を迎える部屋で、ルイ9世やフランソワ1世など、多くの国王も訪れました。
地下礼拝堂は円周5mもある10本の円柱で、教会を支える役目がありました。
修道院で裁きを受ける人の、控えの場として使われていました。
大車輪は外からの荷物を引き上げるもので、監獄時代の19世紀に食糧運搬のために設置されました。
6人の囚人で、1日に2tもの荷物を引き上げていました。
死者のための礼拝堂、聖エティエンヌ大聖堂です。
19世紀まで死者の安置所だったチャペルです。
このあと修道僧の遊歩道と騎士の間を通りましたが、写真がありません(涙)
そして外に出ました。
ここでも大天使ミカエル様に見守られ、見学終了となりました。
帰り道は行きに見逃したサン・ピエール教会を外観だけ見学。
入口にはジャンヌ・ダルクの像があります。
うまく写真が撮れなかったり、見逃した場所もありますが、モンサンミッシェルの内部見学はこれでおしまいです。
でもまだ続きます。次回は参道やホテルの様子などご紹介します。
訪問ありがとうございます。
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同じ頃にパリに行かれたんですね。
旅行はヨーロッパ方面は初めてで、
夢のような8日間でした。
もうすぐ1年経ちますが、久しぶりに
過去記事を見て懐かしく思い出しています。
回廊は常に人が歩いていて、自分も団体なので
ゆっくりもできず、ちょっと人が途切れた間に撮りました。
ひろ009さんの旅行記も見させてもらいましたが、
やはりとても長いので、全部読んでからコメントさせてもらいますね。
同じ場所をどんなふうに表現されているのか
とても楽しみです。
私も昨年の10月にヨーロッパ旅行(バルセロナ・パリ)に行きました。
フランスは2回目だったのですが、今回、モン・サン・ミッシェルを初めて
訪れました。パリから日帰りだったのでちと大変でしたが、さすがの景観
でした。
回廊の2枚の写真、素晴らしいです!
光と影。あの静謐で美しい空間を見事にとらえておられますね。
こんな写真を撮りたかったです。
24回シリーズをザーッと拝見し、懐かしい景色、まだ見ぬ素晴らしい景色を
楽しませて頂きました。
また他の記事にもコメントしに来ますね。
※私は今日、旅行後10ケ月経ってようやく旅行記がほぼ完了したところです(汗)。
建築探訪主体でダラダラ書いておりますが、よろしければ遊びにお越しください。