古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

大森のレトロ喫茶店

2010-09-08 21:54:14 | 料理・食べ物
今回の上京は娘の引っ越し手伝いもあったので少々
慌ただしかった。月曜は直接東京駅から大森へ。到着すると
娘の連れ合いのお母様も駆り出され、母親2人共過保護
というか、若夫婦にうまく使われてしまった。
私は荷物を出してからの掃除役で久しぶりに大働き。
綺麗になるのをみるのは大いにストレス解消になる。
それに少しでも敷金が戻るようにと頑張ったのだが・・。
翌日は朝8時までにゴミを出さねばならぬとかで実家を
朝6時半に出て、JRの女性専用車というものに乗ってみた。
なかには知らないのか、紛れもない男性もいたけど・・。

無事山のようなゴミ袋を出し終え、不動産屋の立ち会いが
終わり、大家さんの黒猫に別れを告げ、少しだけ馴染んだ
街並みを大森駅まで歩いた。商店街に昔ながらの喫茶店があり
まだ入ったことがないというので最後の思い出にと2人で
コーヒーを飲むことにした。珈琲亭ルアンといってどうも
有名な店らしい。創業1971年だから40年近くになる。

店内は薄暗く、家具調度も時代を感じさせ、黒光りしている。
昔若かった女性がゆっくりと歩きながらメニューを持って
きてくれた。娘は炭焼き、私はトラジャを注文。
先にコーヒーカップだけ運ばれ、あとでサイホンで入れた
コーヒーを目の前で注いでくれる。ケーキも頼みたくなり、
クレープミルフィーユを一つ頼んだらちゃんと2つフォークが
ついて来た。コーヒーは香り高く、味わい深かった。500円
と値段も満足。超有名クラシック音楽BGMが流れるのも昔風。
客は地元の人が殆どのようで、備え付けの新聞雑誌を広げながら
ゆっくり「モーニングサービス」をとっている人が多かった。
こういう喫茶店らしい雰囲気のある店がつぶれないよう
祈るばかりだ。
コメント (2)
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