「わたしも父から支配する権威を受けたが、それと同じである。また、勝利を得る者には、わたしは明けの明星を与える。」(黙示録2:28新改訳)
ティアティラ教会の「勝利を得る者たち」には二つの報奨(ほうしょう)が約束されている。一つは諸国の民を支配する権威、もう一つは明けの明星が与えられることである。▼このうち、諸国の民を支配する権威は千年王国に関するもので、そのとき栄化されたキリスト者たちは地上の諸国民を支配する「天の民」となる。もう一つ、明けの明星とは空中再臨に関係し、主がはなよめたちを迎えにおいでになるとき、携挙されることを意味しているのであろう。▼ティアティラ教会はきびしい信仰の戦いに直面していた。指導者層の中には、淫行をたくみに隠し、あるいは正当化し、信徒たちを堕落させる人々がいたのである。主は激しく怒り、彼らがどうしても悔い改めないなら病気と大患難に投げ込み、死病で殺すとまで警告された。▼教会は戦いが熾烈(しれつ)であればあるほど勝利者に対する報いも大きい。再臨のとき、真っ先に携え上げられるキリスト者にならせていただこう。