しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <祝福かのろいか>

2024-08-28 | 申命記
「主は、あなたが怖(こわ)がっていたエジプトのあらゆる悪疫(あくえき)を、再びあなたにもたらされる。それがあなたにまといつく。」(申命記28:60新改訳)

モーセは前章に続いて、イスラエルが律法を守ったときの祝福、守らなかったときののろいを対比させて描く。よくみると祝福の内容よりも、のろいの内容のほうが多い(祝福は1節~13節、のろいは14節~68節で約5倍)。まるでモーセはイスラエルが律法を守らず、のろわれた状態に落ちることを知り尽くしていたかのようだ。▼このように、イスラエルの歴史を読むと、のろいの約束が成就(じょうじゅ)し、モーセ預言の適確(てきかく)さにおどろかされるが、むしろ私は現在の世界全体に臨(のぞ)んでいる災害がこの預言に酷似(こくじ)しているのではないかと心配になる。▼コロナウイルスをはじめ、世界には次から次へと疫病が押し寄せている感があるし、自然界の異常は天変地異と呼ぶにふさわしいありさまになりつつある。創造主への真剣な悔い改めが今ほど必要なときはないと思う。それはすなわち、救い主イエス・キリストに心の底から立ちかえることにほかならない。「幸いなことよ。悪しき者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、嘲る者の座に着かない人。主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ人。その人は流れのほとりに植えられた木、時が来ると実を結び、その葉は枯れず、そのなすことはすべて栄える。」(詩1:1~3同)