流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

宇治駐屯地創立66周年記念行事

2017-11-23 | 陸上自衛隊
11月23日(木曜日)、陸上自衛隊宇治駐屯地において創立記念行事が開催されました。


当地は、京都府宇治市五ヶ庄官有地に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。


同駐屯地には次の部隊が駐屯しています。
・関西補給処
・第318基地通信中隊宇治派遣隊
・第131地区警務隊宇治連絡班


同駐屯地の沿革は次のとおり。(同駐屯地ホームページから引用)
・明治27年11月、大阪陸軍砲兵工廠宇治火薬製造所が宇治に発足
・昭和20年9月~21年5月、アメリカ軍駐留
・昭和26年 2月、陸軍砲兵工廠宇治火薬製造所跡地に警察予備隊 「宇治管理補給部隊」発足
・昭和27年10月、保安隊「関西地区補給廠」と改称
・昭和29年 7月、陸上自衛隊「関西地区補給処」と改称
・平成10年 3月、陸上自衛隊「関西補給処」と改称され現在に至ります。


・平成13年、関西補給処・宇治駐屯地創立50周年記念


「1号道路」


「宇治駐屯地通信所」


「駐屯地教場」


「本部庁舎」


駐屯地は明治27年、日清戦争を契機に旧陸軍 造兵廠宇治火薬製造所として発足しました。
日露戦争後には、火薬製造所の分工場が設置されました。


現在の京都大学宇治キャンパス、黄檗山一帯を含めた火薬製造所の総面積が現在の宇治駐屯地の約3倍でした。
大東亜戦争終戦まで多種多様な火薬類の製造を行っていました。


宇治駐屯地の建物は、明治・大正・昭和戦前のものが40%強を占めているとのこと。


厚生センター「鳳凰」


<装備品展示場>
退役した装備品が展示されていました。


「58式155mmりゅう弾砲M1」


国産化されたものを58式と呼ばれています。


「74式自走105mmりゅう弾砲」


最大射程:14,500m、発射速度:10発/分


「60式装甲車」


第2次世界大戦後に開発された日本初の装甲兵員輸送車


「60式自走106mm無反動砲 C型」


車体右側に主砲として60式106mm無反動砲を2門搭載


陸上自衛隊の普通科部隊に装備されていました。


C型は、昭和50年(1975年)以降の生産型として液冷ディーゼルエンジンに変更


多用途ヘリコプター「UH-1H」(41659)


同機は、ベル・エアクラフト社(アメリカ)が開発したモデル204/205/212ヘリコプターです。
“UH-1”は、アメリカ軍における制式名称です。


「61式戦車」


乗員:4名、全備重量:35,000kg


全長:8.19メートル、全高:2.49メートル、全幅:2.95メートル


戦後初の国産戦車として、平成12年まで運用されました。

当地は昭和26年に警察予備隊唯一の管理補給部隊として設立され、幾多の変遷を重ね、昭和29年に
関西地区補給処として改編され、昭和55年にほぼ現在の体制が確立しています。
陸上自衛隊の訓練、有事の際の行動を円滑にするための後方支援を担当しています。
戦闘職種の部隊が所在する駐屯地と比較出来ませんが、要衝の地には間違い有りません。

この後も引き続き、駐屯地内を探索します。・・・・・・・つづく。(^_^¥

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