えしぇ蔵日記

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斑鳩の里

2020年11月20日 | Weblog

我が家もGOTOに乗り遅れてはならじと、今回の連休で奈良、金沢を旅行しようと決めた。 せっかく安くなるなら普段手が届かない宿に泊まろうと思うのが人情というものだろう。というわけで、今回選んだ奈良の宿はなんと、畏れ多くも100年の歴史を誇る奈良ホテル。おそらくこのGOTOがなければ一生泊まることはなかったろうと思う。
朝5時前に起床。6時半にUBERタクシーで博多駅へ。そして7時48分ののぞみで一路京都へ。
京都で乗り換えて奈良駅へ。ここでロッカーに荷物を預けて、今日のメインである法隆寺へ。

以前、姫と奈良に来た時はスケジュール的に法隆寺は行けなかったので、今回初。法隆寺駅に降りてぶらぶらと歩いたが、ついに斑鳩の里に来たかと感慨無量。なにせ日本の歴史の原点だ。日本史好きのワシにはたまらないものがある。全てはここからなのだ。

まずは法隆寺の前にある茶房松鼓堂で昼食。梅味のそばがめちゃめちゃうまかった。

さて、いよいよ境内へ。五重塔を見上げ、金堂を廻り、大講堂に圧倒され、そして極め付けは大宝蔵院で百済観音と玉虫厨子のホンモノを見て感動は最高潮に。
聖徳太子の面影を追いつつ、福岡に戻ったら黒岩重吾を読んでみようかと考えながら歩いた。













法隆寺を出た後は電車で奈良駅に戻り、荷物を取っていざ、奈良ホテルへ。
奈良ホテルはまずは建物の重厚さに圧倒された。ホテルというよりまさに歴史的建造物そのまま。赤い絨毯を歩きつつ、ワシらごときが本当に泊まっていいのか?と恐縮せずにはいられなかった。皇室の方々、各国の首相その他要人、アインシュタイン、ヘレンケラー、オードリーヘップバーン、アランドロン、チャーリーチャップリン、ジョーディマジオなどの歴史的有名人などが泊まったそうな。いやいや恐縮の至り。
部屋も廊下も明治大正の雰囲気をそのまま残した荘厳ながらも気品ある内装。建物の中を見るだけで十分に観光できる。









夕食までまだ時間あるので、歩いて興福寺へ。
以前、太宰府の九州国立博物館で興福寺展があった時に見た阿修羅像にまた会いに行った。やはりいいものは何度見てもいい。あの華奢で表情に幼さを感じる阿修羅像には妙にひかれものがある。再会の悦びは思ったより大きかった。







ホテルに戻ってからお待ちかねの夕食。あの三笠の間で王道フレンチを頂いた。料理もワインも当然言うことなし。

GOTOのおかげで本当に貴重な体験ができた。

「斑鳩」

斑鳩の さとの陽をあび 風をうけ
遠きみやこの おもかげ探らん

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