肩と背中に疲れがたまっているので「中国鍼灸院」さんへ。例によって今日も2首。
「天機」
呉 炳宇
見人下菜家戸暁、(人を見て菜を下すこと家戸は知り、)
量体裁衣人皆知。(体量りて衣を裁つこと人皆知る。)
主観若随現実変、(もし現実の変わるに主観随えば、)
将軍常勝得天機。(天機を得て将軍常に勝つ。)
その人を見てどういう食事を出すかはどの家庭でも知っており、
体を測ってから服を作ることは誰でも知っている。
もし自分の主観を変化する現実にあわせることができれば、
天機を得て将軍はどんな勝負においても勝つことができる。
(訳:えしぇ蔵)
人を見て菜を下す、体量りて衣を裁つ・・・か。うまいねぇ。さすが呉先生だ。
氣功密傳(3)
呉 炳宇
嘘舒肝胆目更明、
呵医心狭血暢行、
宣肺腑防流感、
吹保腎腰補髄精、
呼温脾胃守中土、
通三焦身太平、
淡食少欲体常動、
健康為宝事乃成。
呉先生: | 「これはどんな呼吸法がどんなことに効くかを表してるネ」 |
ワシ: | 「はい」 |
呉先生: | 「最初の文字に口がついてるでしょ?この字の発音が呼吸の音を意味するネ」 |
ワシ: | 「はい」 |
呉先生: | 「嘘は、シューと発音する。この呼吸法だと肝臓が静かになって目が良く見えるようになる」 |
ワシ: | 「シュー!」 |
呉先生: | 「呵は、クゥーと発音する。狭心症を治し、血行をよくする」 |
ワシ: | 「クゥー!」 |
呉先生: | 「は、シーと発音する。肺腑の奥まで届いて流感にかからなくなるネ」 |
ワシ: | 「シー!」 |
呉先生: | 「吹は、ツィーと発音する。腎臓を守って髄液を補う」 |
ワシ: | 「ツィー!」 |
呉先生: | 「呼は、フーと発音する。胃や脾臓を温かくして体の中心を守るネ」 |
ワシ: | 「フー!」 |
呉先生: | 「は、シィと発音する。三焦を通して体を安らかにする。中国では体を3つの部分に分けて表現するネ。鳩尾より上の部分と、鳩尾からへその部分と、へそから下の3つ。これを三焦というヨ」 |
ワシ: | 「シィ!」」 |
呉先生: | 「食事は薄味にして、欲を少なくして、常に体を動かすことが大事」 |
ワシ: | 「はい」 |
呉先生: | 「健康を宝と考えれば、どんなことでもできる」 |
ワシ: | 「なるほど!」 |
この呼吸法には動きもあって、それも教わったがとても1回じゃ覚えられない。次回もまた習うとしよう。
「氣功」
先人が 四千年の 積み重ね
敬いて知る 氣功の奥義
蔵
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます