今日はI本さんと蕎麦屋で昼飯を食った。I本さん相変わらずのマイペース。
I本さん: | 「今日は俺が奢るから何でも食っていいぞ」 |
ワシ: | 「ありがとうございます」 |
I本さん: | 「何食う?」 |
ワシ: | 「じゃぁ天せいろで」 |
I本さん: | 「大盛り?」 |
ワシ: | 「いや、大盛りは無理です。普通でいいです」 |
I本さん: | 「それじゃ足らないって。これもどうだ?ネギとろ丼。これうまいぞ」 |
ワシ: | 「いやいや、そんなに食べれませんて(笑)」 |
I本さん: | 「じゃこれか?かしわ飯。これにするか?」 |
ワシ: | 「いや無理です(笑)」 |
I本さん: | 「それじゃ足らないって」 |
ワシ: | 「じゃあ……天せいろ大盛りで」 |
I本さん: | 「天せいろ大盛りな。よし。じゃぁ俺は天せいろ普通盛りかな」 |
ワシ: | 「え?」 |
I本さん: | 「いや、やっぱり天せいろ大盛りにしよう。でも俺はまずビールだ。そして冷酒だ」 |
そして天せいろ大盛りを食べさせられることになった。
I本さん: | 「最近はどうだ?小説書いてるか?」 |
ワシ: | 「いや、もう全然です」 |
I本さん: | 「忙しいか?俺は最近『海』っていう同人誌に出してるぞ。あそこはいいぞ」 |
ワシ: | 「どんな同人誌ですか?」 |
I本さん: | 「会合もなにも全然ない。たまに何人かで飲むだけ。ははは。何でもいいから作品書いて送っときゃいいんだよ。楽だぞ」 |
ワシ: | 「そうですか」 |
I本さん: | 「どうだ?入るか?会費月2000円だけどな。やっぱり作品を発表する場を持たんとな」 |
ワシ: | 「そうですねぇ」 |
I本さん: | 「次の締切が11月だったかな?30枚ぐらいならすぐ書けるだろ?」 |
ワシ: | 「はぁ、まぁ……」 |
I本さん: | 「よし!そしたら言っとくぞ?新しい同人増えたって言っとくぞ?」 |
ワシ: | 「はい……」 |
ということで、また同人誌に入ることになった。果たしていいのが書けるだろうか?
I本さんは最近、まほろば賞(全国同人雑誌最優秀賞)を受賞した。日本のあらゆる同人誌の中での最優秀作品に選ばれるなんて想像を絶する凄さだ。そんなすごい人に蕎麦を奢ってもらうなんて、思えば本当に光栄なことだし、本当にあつかましいことだ。
それにしてもI本さんは面白い人だ。こういう朴訥な親分肌の人は嫌いじゃない。表裏がなくいつも本音で正面からぶつかってくる。香椎のNさんもそうだが、ワシはこういうタイプの人たちとなぜか気が合う。自分の気付かないところでそういう人間性に憧れを感じているんだろうな。
「大盛り」
我もはや 大盛りできぬ 天せいろ
蔵
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