快適な目覚め。まずは風呂。露天風呂の真ん中に一人でぽかんと顔出して雪を眺めた。枝の末端まで雪を乗せた枯木はまるで白い珊瑚みたいだった。湯を囲む岩の上に誰が置いたのか手の平に乗るような小さな雪だるまがあった。
朝食もまた素晴らしかった。親父は「今までで最高やの」と言っていた。量が多いかなと思ってたがうまいうまいと結局完食してしまった。どうも旅行中の朝食は食べ過ぎていけない。
何も予定はないのでゆっくりと出発した。時折見える青空に照らされて一面の雪景色が見れた。昨日は吹雪で何も見えなかったのでその美しさが新鮮だった。どうも昨日の雪はワシらの通過後に更にひどくなったようで、昨日チェーンを装着した場所を過ぎてもチェーンを外せなく、結局日田まで降りて外した。それにしても頼もしいタイヤチェーン。今回の殊勲賞は車とチェーンだ。MPVがMVPだ。
田主丸まで高速には乗らず、「シェ・サガラ」でパンの昼食を済ませ、朝倉インターから高速で帰宅した。
今回は雪の宿の醍醐味を発見してしまった。チェーンがあるので敢えて挑戦することもできるわけだ。いつかまた計画してみよう。
「雪見酒」
降る雪と 積む雪われを 阻むとも
湯と雪見酒 待つとおもへば
蔵
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます