久しぶりの歌舞伎鑑賞。今回は五代目中村雀右衛門襲名披露ということで、見に行った昼の部の演目は「君が代松竹梅」、「毛抜」、「熊谷陣屋」、「身替座禅」の4つ。
「熊谷陣屋」での竹本の演奏と役者の動きの調和は素晴らしかった。息を飲むような絶妙なタイミングのやりとりに感動した。歌舞伎も最近は音も楽しむようにしてる。和楽器や太夫の声は日本人の魂には響いてくるものなのかもしれない。
今回は3階の真ん中あたりの席だった。確かこのへんは大向うさんたちが座るところじゃないだろうか?と思ったが、案の定始まるとワシらのすぐ後ろから「萬屋!」の声。ビックリした。すぐ近くに何人もいた。いい声で絶妙のタイミングで言わないといけないので素人が言ってはいけない。大向うさんの声も舞台効果の一つだ。
なんの世界でもそうだが、そういう”通”の人たちってのはいいもんだ。
夜は姫が買ってくれたコート・デュ・ローヌで宴。なんだかすごく楽しい日曜になった。
「大向う」
大向う 一幕叫ぶ 立ち見かな
蔵
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