えしぇ蔵日記

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坊ガツル讃歌

2007年11月23日 | Weblog

(坊ガツル讃歌)
 
人みな花に 酔うときも
残雪恋し 山に入り
涙を流す 山男
雪解の水に 春を知る
 
今日は久しぶりの登山。久しぶりの九重。思い返せば九重は何回も登ったけど、実は雨ガ池や坊ガツルにはまだ行ったことがなかったので今回チャレンジした。
長者原の登山口から入り、ちょっとした登りを経て雨ガ池へ。自然が作り出すこのなんとも不思議な光景の中にいると、それまでの登りの疲れは忘れてしまう。そしてそこからひたすら下って坊ガツルへ。あぁここが歌われた坊ガツルか、山男が涙を流す坊ガツルかと思うと感動もひとしお。広大なススキの原が風でそよいで奏でる音は即興の旋律。雄大な山々に囲まれたこの平野には、語らずとも悟らせてくれるものがあった。あぁ来てよかったと思った。
法華院温泉の宿を通り抜けてスガモリ越えを目指した。途中で持参のパンと沸かしたコーヒーを飲んでエネルギー補給。そしてスガモリ越えから長者原へ戻った。正味4時間は歩いた。久しぶりで結構足にきた。
歩きながらの姫との会話ではいつも姫の調子の抜けるリアクションで力を奪われる。彼女は選手権があれば九州代表も夢ではない「空耳」のプロ。今日はワシが「だいぶ時間も押してきたろう?」と言ったのが、「田舎の妻」に聞こえたらしい。まさにその実力測りがたし。
下りて来てからはお約束の温泉へ。毎度お馴染み「九重西鉄ホテル 花山酔」の露天風呂につかり、さっぱりしてから帰宅。
夜は山の話をしながら姫の料理でビール。あぁ実に楽しかった。


 
「坊ガツル」
 
あぁついに
われついにいま
坊ガツル
 


「露天風呂」
 
露天風呂
浮くや枯葉の
一二枚
 

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