今日は山の料理教室へ参加する。その教室は姫が録画したNHKの番組に端を発する。トスカーナの山奥で暮らす日本人のちほさん、イタリア人のアントネッロさん、娘さんのゆきちゃんの3人の四季を通じた暮らしを記録した番組で、ワシと姫はよく見ていたのだ。 その後、料理上手のアントネッロさんが料理教室を開いているという情報を姫がゲットしたので、参加することにしたのだ。
フィレンツェから電車で30分ほどで目的地の駅バーリアに到着。そこにテレビのままのちほさんが迎えに来てくれてた。 ワシらの他にも女性2人組が参加ということで、5人車に乗り込んで山の家へ。
トスカーナの山奥とは聞いていたが、予想以上の山奥で驚いた。山の家は中も外もテレビで見たまま、そこでにこやかに迎えてくれたアントネッロさんもそのまんまだった。まるであの番組の中に自分も入りこんだような不思議な感覚だった。
料理はちほさんの通訳で、アンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、ドルチェとフルコースで教わった。(料理に関しては「ぽごしっぽよ」参照)
完成後、ワインを飲みながらみんなで楽しく頂いた。夢のようなひとときだった。 ゆきちゃんもちょうど学校を終えて帰ってきた。テレビの時より大きくなったリアルゆきちゃんにも会えてまた感動。
楽しい時はあっというまに過ぎて、帰る時は名残り惜しかった。
電車でフィレンツェに戻った時はまだ体力に余裕があったので、ジョットの鐘楼に登った。巨匠ジョット・ディ・ボンドーネによるこの美しい鐘楼は高さ約84m。ドゥーモとともにフィレンツェのシンボルだ。かなり階段がきついと聞いてたので覚悟していたが、意外とあっさり登れた。日頃のジョギングのおかげかもしれない。 鐘楼の上からの眺めはそれはもう格別。赤い屋根に埋め尽くされたフィレンツェの街を一望できた。
鐘楼を下りた後はサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂へ。ここは1296年から140年以上をかけて建設されたそうだが、実は3代目らしい。昔の聖堂は礼拝堂の下にあり、今でもその発掘された一部を見ることができるので、そこも見学した。これは実に興味深い体験だった。
さすがに疲れたのでここで宿に戻って休憩。 夕食は宿のオーナーに聞いたオススメのピザ屋へ。フィレンツェにいながナポリのピザというのもなかなかおつなもんだ。ビールを飲みながらペロリと。
そして帰り道はまたジェラート。昨日とは違う店で。今日の店もうまかった。全て宿のオーナーのオススメ。
そんな感じで4日目は終了。
「トスカーナ」
幸せの かたちがひとつ トスカーナ
自然とともに 家族とともに
蔵
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