朝から夕方まで降りどおし。今日は筑後方面をまわったが筑後川の水量はすごかった。最後は星野村だったが、谷合を流れる川は心配になるほど水嵩が増していた。
帰宅すると来客が待っていた。姉夫婦ともえちゃんが泊りに来たのだ。食事しながら例によってもえちゃんに笑わせてもらった。本人全くウケを狙ってないから余計面白い。
もえちゃんは学校で「小笠原流」の礼儀作法を習っている。これは非常に興味深いことだ。若い世代に日本の伝統的な礼儀作法を基礎から教えるなんて、素晴らしい試みだと思う。
室町時代に足利家が大名に対する権威を誇示するために、小笠原家、今川家、伊勢家に礼法を確立させたらしい。お小笠原流が最も広く知れ渡っており、今でも日本古来の礼儀作法とくれば小笠原流というのが一般的だ。それを習えるなんて恵まれた話だと思う。いざ習おうにも師匠を探すのに一苦労の時代だからな。(もえちゃんの師匠も毎週東京から通っているらしい)
もえちゃん: | 「ごせっくて知っとる?」 |
ワシ: | 「五摂家か!そんなのまで習うと?一条とか九条とか?」 |
もえちゃん: | 「違う違う。五節句」 |
ワシ: | 「五節句か。知らん」 |
もえちゃん: |
「これよ。ここ書いてあるやろ?人日、上巳、端午、七夕・・・それとこれ、じゅうしょう?」 |
ワシ: | 「重陽(ちょうよう)やろうもん。あんた、重傷て書いとるよ」 |
もえちゃん: |
「そうそう!ちょうようやった!」 |
ワシ: | 「重傷てあんた、死にかけとるやないかい」 |
もえちゃん: | 「ぶびは・・・めにたたぬかはびとして・・・」 |
ワシ: | 「ぶび?なんそれ?ちょっと見せて」 |
もえちゃん: | 「めにたつならば・・・それもぶび」 |
ワシ: | 「無躾(ぶしつけ)やろうもん。」 |
もえちゃん: | 「そうそう!ぶしつけやった!」 |
ワシ: | 「無躾は目に立たぬかは躾とて目にたつならばそれも無躾か。いいねぇ」 |
「ウケねらい」
ウケねらい 目に立たぬかはウケルとて 目に立つならばすべるなりけり
蔵
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