えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

小笠原流

2012年06月16日 | Weblog

朝から夕方まで降りどおし。今日は筑後方面をまわったが筑後川の水量はすごかった。最後は星野村だったが、谷合を流れる川は心配になるほど水嵩が増していた。
 
帰宅すると来客が待っていた。姉夫婦ともえちゃんが泊りに来たのだ。食事しながら例によってもえちゃんに笑わせてもらった。本人全くウケを狙ってないから余計面白い。
もえちゃんは学校で「小笠原流」の礼儀作法を習っている。これは非常に興味深いことだ。若い世代に日本の伝統的な礼儀作法を基礎から教えるなんて、素晴らしい試みだと思う。

室町時代に足利家が大名に対する権威を誇示するために、小笠原家、今川家、伊勢家に礼法を確立させたらしい。お小笠原流が最も広く知れ渡っており、今でも日本古来の礼儀作法とくれば小笠原流というのが一般的だ。それを習えるなんて恵まれた話だと思う。いざ習おうにも師匠を探すのに一苦労の時代だからな。(もえちゃんの師匠も毎週東京から通っているらしい)

もえちゃん: 「ごせっくて知っとる?」
ワシ: 「五摂家か!そんなのまで習うと?一条とか九条とか?」
もえちゃん: 「違う違う。五節句」
ワシ: 「五節句か。知らん」
もえちゃん:

「これよ。ここ書いてあるやろ?人日、上巳、端午、七夕・・・それとこれ、じゅうしょう?」

ワシ: 「重陽(ちょうよう)やろうもん。あんた、重傷て書いとるよ」
もえちゃん:

「そうそう!ちょうようやった!」

ワシ: 「重傷てあんた、死にかけとるやないかい」
もえちゃん: 「ぶびは・・・めにたたぬかはびとして・・・」
ワシ: 「ぶび?なんそれ?ちょっと見せて」
もえちゃん: 「めにたつならば・・・それもぶび」
ワシ: 「無躾(ぶしつけ)やろうもん。
もえちゃん: 「そうそう!ぶしつけやった!」
ワシ: 「無躾は目に立たぬかは躾とて目にたつならばそれも無躾か。いいねぇ

「ウケねらい」

ウケねらい 目に立たぬかはウケルとて 目に立つならばすべるなりけり

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水無月 | トップ | 厚き壁 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事