唐突に、gooブログから「あなたが1年前に書いた記事はこちらです」という案内が来たのです。
2012年4月9日に書いたのは、なんと、PSVがKNVBカップに優勝した、というネタでした。
当時はファンボメルが移籍するかどうかまだ決まってなかったと思いますが、今よりずっとクラブ愛が感じられる内容で、なんとゆうか…、ヘタレな今の自分を少々反省しましたよ。
思い入れが強過ぎると、気持ちに余裕がなくなってダメなんですよね…。それが、応援している選手がもう立派な年齢で、これが最後のシーズンかも知れない、と思いながら見ていると、なおさらです。
さらに当時は、まだこのgooさんに引っ越したばかりで、文章を極力削ろうとしていた時期だったので、サッパリしてて読みやすいこと(苦笑)。
まったく。毎年毎年思い改めるのに、気が付いたらダラダラグダグダの長文垂れ流しに戻ってしまう。どうにかならんものでしょうか。
そんなこんなで
ブラバントダービー、だそうです。
13年4月6日 エールディヴィジ 第29節 ヴィレムIIティルブルク 1-3 PSVアイントホーフェン
交代:デパイ(69ヴァイナルドゥム)、ロカディア(87マタフス)、ヒーリェマルク(88ストロートマン)
サブ:ティトン、ザンカ、エンヘラール、リッツマイヤー (※「ZANKA」表記やめました)
得点:ファン・ボメル(45+1レンス)、ペータース(54Höcher)、トイヴォネン(76デパイ)、デライク(82ストロートマン)
カード:■ ブランツ、Cornelisse、マルセロ
メルテンスは出場停止、バウマは股関節の故障により欠場
(余談ですが、ヴィレムIIのブランツは、PSVのブランツTDの息子だそうです)
AD紙が選ぶ今節のベストイレブンにファン・ボメル(PSV)
telegraaf紙が選ぶ今節のベストイレブンにファン・ボメル
ただひとり最高得点「8」!これは事実上、今節のMVPと思っていいですか?(゜∀゜) 勝手にそう思うことにします。
ちなみに、最近はblogにアプしてませんが、Eredivisie Live視聴者が選ぶMoMもファン・ボメルでした(^ー^)
そんなファンボメルが素晴らしい試合に限って見なかった自分に完敗・・・○| ̄|_ (だって20:45キックオフだったんだもん…。なんでこんな夜遅い試合ばっかりなんだ…)
「にょほほ♪」満足の笑み。かわゆす…
かっこいい!アグレッシブジャーンプ!
前半ロスタイムのPSVの先制点はファンボメル!(≧▽≦)
キタキタキタ、来ましたよ!たまたま足元に転がって来たのを入れてみたとか、GKがポロリして運良く入ったとか、壁に当たってコースが変わったとか、そんなんじゃないもんね。
これぞファンボモー!低い弾道で空気を切り裂く弾丸ミドルーーー!!!!!
ファンボメル「メンフィス(デパイ)といっしょに、ああゆうモップボールをたくさん練習しているんだ」
モップボール?
原語は「zwabberball」(複数形)でした。オランダのサッカー用語ですかね。位置の低いシュートでしたから、床掃除してるイメージなのかな。
そしてこのゴールは、ファンボメルにとってPSVでの50ゴール目、だったそうです。むひょひょ!そんなに点取ってたのね!まあ、むかしは二ケタ得点は当たり前ぽかったみたいだし…。
ファンボメル「俺のPSVでの50ゴール目だと聞いた。悪くないよね」
記念すべきゴールがかっこいいシュート、しかも勝利で飾ることができました。おめでとう!(^▽^)
がっ
CKから失点してしまったわけですが、その失点シーンでは、ファンボメルがゴールゲッターとなったペータース(?)のマークを外していました。あわてて寄せるも間に合わず跳ね飛ばされる始末。間抜けすぐる。。。
そのままズルズル行ってしまったらいつものパターンでしたが、交代で入ったデパイががんばったらしく、2得点して無事に勝利。やれやれほっ。
勝ち越しゴールを決めたトイヴォネンがまっすぐ向かった先は、交代退場していたベンチのヴァイナルドゥムの元。
デライクのゴールは、ストロートマンのヒールパスがむっちゃオサレでした。
自力で優勝するためには、全勝しかないPSV、とりあえず、ひとつ勝ちました。
しかし翌日、アヤックスがGKフェルメールを早い時間から一発退場で数的不利になるというピンチながらなんと4得点で圧勝!他、PSVと勝ち点で並ぶフィテッセ、1ポイント差のフェイエノールトも順調に勝利。
勝ち点差4の中に4チームがひしめくという、緊張感あふるる優勝争いはまだまだ続きます。
そんなPSVですが、次節はいよいよアヤックスとの天下分け目の直接対決!勝つ気がまるでしません((゜д゜;)))ガクガクブルブル
優勝は期待してないとは言っても、やっぱりアヤックスやフェイエノールトには負けたくないんだぜ。
試合後のファンボメルのコメントざっくり
「俺に向かって中指を突き立てている父親と息子がいたんだよ。それから彼は手の中のモノ全部を俺に向かって投げて来た」「ヴィレムIIのサポーターだった。PSVのファンとはとてもいい関係だから、間違いなくそんなことはしない。相手チームのサポとは良くないけど。(でも)理解できない」
「美しくはなかったが、当然の勝利だ」「これは勝たなければならない勝利だったから、成し遂げたことを嬉しく思っている」「ちょうど1週間前のように、俺たちは早めに試合を決めなければならなかった。2ゴールで余裕ができて楽にサッカーができた、それは俺たちが必要としていたものだ」
こんなとぼけたエピソードも
ファンボメルがスルーパスを送った相手は・・・
主審?
パスを出す前にいちおうロックオンしてはいるものの。一瞬のことですし。
本日の主審Nijhuisは試合開始時は紫色のシャツを着て笛を吹いてましたが、これがPSVの濃紺のユニフォームと色が似ているので、このファンボメルだけでなく、何度か選手と見間違えられてしまったそうです。ということで後半からは黄色に着替えました。
Nijhuis「私は彼(ファンボメル)に、もうこれで自分にボールを出すことはないね、と言ったんだ」「選手たちが、後半は違うシャツを着た方が賢明ではないか、と言ってきたよ」「私はいつも、あらかじめ全パターンのシャツを並べておくんだ。それから最も特徴的なものを選ぶ。紫色にして私は思った:完璧だ!…でも結局のところ、黄色の方が良かったね」
ファンボメルは今シーズン限りで引退するか?
ぬぼーっとしていたマタフスを叱り飛ばす。
トイヴォネンのコメント「コーチングだよ、コーチング。彼は時々は怒るし、時々いい批判もする。それがマルクなんだ」
見ていないので詳しくはわかりませんが、この日のファンボメルは、見事な先制ゴールを決めただけでなく、司令塔(※昔ながらのサッカー用語ではなく、文字通りの意味)としてチームを取り仕切っていたことが評価されたようです。
アドフォカート監督が試合後にファンボメルを称賛した後「マルクが美しくキャリアを終えようとしてるのがわかるだろう」とコメントしたとかで、ファンボメルはタイトルを獲得して自らの花道を飾ろうとしている、と書いた記事もありました。
チームを勝利に導くために、熱く、そして丁寧に仕事をしている様を見れば、そう考えるのも自然なことです。
もっともそれはファンボメルにとっては特別なことではなく、いつものことだとは思いますが…。
ただ、今シーズン、もしタイトルを獲得したら、満足して引退する可能性はあるかも知れません。第一目標はリーグ優勝でしょうし、2冠を獲得出来たらさらに達成感があることでしょう。
そう思うと、PSVのリーグ優勝をいまいち心の底から願えない自分がいたりするのです…。本当にダメですねえ。
なんだかんだ言っても今シーズンは、ファンボメルは100%満足してプレーできなかったんじゃないかと思うのです。
シーズン序盤は若いモンに受け入れられるのに少し時間がかかったみたいですし。
とにかくオランダのジャッジに適合できず、時に不可解なカードをもらって、大事な試合を何度も欠場するはめに。批判もずいぶん受けましたし。
チーム全体も、ピーテルス、トイヴォネン、ナルシング、そしてファンボメル自身、と主力の故障者が続出して、ついにフルメンバーがそろうことは一度もありませんでした。
来シーズンこそ。充実した戦力で、今シーズンのような不安定なものではなく、強豪復活にふさわしい戦いぶりで、堂々と栄冠を勝ち取って欲しいと思うのです。そしてその中心にファンボメルがいて欲しい。
ブランツTD「(引退か契約更新か)ファンボメルは今月中に決める」
ファンボメル「五分五分だ。まだわからないよ」
どうなりますか。